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2005年に首相に就任したメルケル氏(66)は、難民の受け入れ政策が国民の反発を招き、2018年に最大与党「キリスト教民主同盟」の党首からの退任に追い込まれましたが、首相としては任期満了まで務めたうえで、ことし9月に予定されている連邦議会選挙には立候補せず、政界を引退すると表明しています。

新たな党首を選ぶ選挙には、
▽中道のメルケル路線を継承するとみられる西部ノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット州首相(59)、
▽反メルケルとして知られる元院内総務で保守派のメルツ氏(65)、
それに
▽元環境相外交政策に詳しいレトゲン氏(55)の
3人が立候補しています。
党首選挙は、新型コロナウイルスの影響で、2度にわたって延期されましたが、16日、党内の代表1001人によるオンラインでの投票が行われます。

メルケル首相の新型コロナウイルスへの対応が評価されたこともあって、「キリスト教民主同盟」と姉妹政党は、最新の世論調査で政党の中で最も高い支持を集めています。

新たな党首の下、与党は連邦議会選挙を戦う顔となる首相候補を選ぶことになっていて、メルケル首相の後継の座をめぐる争いが本格化しています。

アルミン・ラシェット氏は59歳。

ドイツ連邦議会やヨーロッパ議会で議員として活動したあと、2017年からは最も人口の多い西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州首相を務めています。

政治経験が豊富で、協調を重視する調整型として知られ、みずからも「チームプレーヤー」だと強調しています。

メルケル首相の下、中道右派の「キリスト教民主同盟」では、寛容な難民の受け入れや、同性婚の容認などリベラル寄りの政策が進められてきました。

ラシェット氏は、メルケル首相に近いとされ、こうした中道の路線を継承するものとみられています。

ノルベルト・レトゲン氏は55歳。

メルケル首相の下、2009年から環境相を務め、2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、脱原発を掲げたドイツ政府のエネルギー政策の転換を推進しました。

しかし、2012年には地元の西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州議会選挙で大敗を喫し、責任を問われて環境相を解任された過去もあります。

2014年からは連邦議会の外交委員長を務めていて、選挙戦では女性の積極的な起用や、環境政策などを掲げ、若い世代への訴えを強めて支持を広げてきました。

フリードリヒ・メルツ氏は65歳。

ヨーロッパ議会の議員を務めたあと、1994年からはドイツ連邦議会に活動の場を移し、2000年からは連邦議会の「キリスト教民主・社会同盟」の会派のトップに当たる院内総務を務めました。

メルケル首相のかつての政敵として知られ、2002年にはメルケル氏との権力争いに敗れてポストを失い、2009年には政界を退きました。

その後は経済界に転身し、大手企業の幹部を務めるなど経済通として知られています。

メルツ氏は、移民の受け入れに厳しい姿勢を示すなど、メルケル首相が進めてきたリベラル寄りの路線からの回帰を求める保守層を中心に支持を集めています。

ドイツの最大与党で中道右派キリスト教民主同盟は16日、新たな党首を決める党大会をオンラインで開催し、西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州首相を務めるラシェット氏と、反メルケルとして知られる元院内総務で保守派のメルツ氏の上位2人による決選投票が行われました。

この結果、ラシェット氏は521票を獲得して、メルツ氏の466票を上回り、新しい党首に選ばれました。

ラシェット氏は59歳。メルケル首相に近いとされ、首相の進めてきた中道の路線を継承するものとみられています。

メルケル首相(66)は難民の受け入れ政策が国民の反発を招き、2018年に与党の党首からの退任に追い込まれましたが、首相としては任期満了まで務めたうえで、ことし9月に予定されている連邦議会選挙には立候補せずに政界を引退すると表明しています。

キリスト教民主同盟」と姉妹政党は、最新の世論調査で政党の中で最も高い支持を集めていて、新たな党首に選ばれたラシェット氏はメルケル首相の有力な後継候補となります。

ラシェット氏のもと、「キリスト教民主同盟」は姉妹政党と協議したうえで、首相候補を選び、9月に予定される連邦議会選挙に臨みます。

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