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任期満了に伴うドイツの連邦議会選挙は、来月26日に投票が行われます。

16年にわたってドイツを率いてきたメルケル首相は立候補せず、政界から引退します。

24日に発表された世論調査によりますと、各党の支持率は連立政権で与党の一角を担う中道左派の「社会民主党」が23%、メルケル首相が所属する中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」が22%、環境保護を掲げる野党「緑の党」が18%など、選挙戦は三つどもえの展開となっています。

このうち「社会民主党」は首相候補のショルツ財務相が実務能力の高さと安定感で人気を集め、急速に支持を広げています。

一方「キリスト教民主・社会同盟」は、首相候補のラシェット氏が先月洪水の被災地を訪問した際に楽しそうに笑う姿が報じられて支持を落とし、「緑の党」は党首のベアボック氏に著書の盗作疑惑などが発覚し失速しています。

混乱が続くアフガニスタンや米中対立など国際情勢が緊迫するなか、ヨーロッパで主導的な役割を果たしてきたメルケル首相の後任が誰になるのか、注目が集まっています。

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