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ドイツの最大与党で中道右派の「キリスト教民主同盟」は16日、オンラインで開いた党大会で、新たな党首にメルケル首相が進めてきた中道路線の継続を訴えたラシェット氏(59)を選出しました。

ラシェット氏は西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州首相で、党首に選出されたことを受けて、党内の結束を訴え、ことし9月の連邦議会選挙で勝利を目指す考えを示しました。

メルケル首相(66)は難民の受け入れ政策が国民の反発を招き、2018年に党首からの退任に追い込まれましたが、首相としてはこの秋の任期満了まで務めたうえで、政界を引退すると表明しています。

ドイツの主要政党は、選挙の顔となる首相候補を立てて連邦議会選挙に臨むことにしていて、メルケル首相の後継者選びが本格化します。

ラシェット氏が「キリスト教民主同盟」と姉妹政党による統一会派首相候補に選ばれるかが次の焦点となります。

アルミン・ラシェット氏は59歳。ドイツ連邦議会やヨーロッパ議会で議員として活動したあと、2017年からは最も人口の多い西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州首相を務めています。

政治経験が豊富で、協調を重視する調整型として知られ、みずからも「チームプレーヤー」だと強調しています。

ラシェット氏については、派手さや力強さに欠けるという受け止めがある一方で、ラシェット氏が訴えるメルケル路線の継続は、新型コロナウイルスの世界的な流行などで先行きに不透明感が強まる中、多くのドイツ国民が求めているものだと評価する声も出ています。

ことし9月に行われる連邦議会選挙に向けて、最大与党の「キリスト教民主同盟」は、統一会派を組む姉妹政党で南部バイエルン州を地盤とする「キリスト教社会同盟」と協議して会派の顔となる首相候補を選ぶことになります。

キリスト教民主・社会同盟」の支持率は政党の中では最も高く、この勢いが続けば、統一会派首相候補が次の首相となる可能性が高くなっています。

通常は規模の大きい「キリスト教民主同盟」の党首が首相候補に選ばれますが、党内からは、ラシェット氏は首相候補として力強さに欠けるなどの指摘が出ています。

一方、姉妹政党「キリスト教社会同盟」の党首でバイエルン州の州首相を務めるゼーダー氏(54)は、新型コロナウイルスの対応で力強いリーダーシップを発揮して人気を集め、首相候補として待望する声もあります。

首相候補にラシェット氏以外の人物が選ばれる可能性もあります。

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