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フランスでは生活費をみずから稼ぐ学生も多く、新型コロナウイルスの影響でアルバイトができなくなるなどして経済的に困窮する学生が増えています。

また、感染対策で対面での授業が大幅に制限されてストレスを抱える学生も少なくないとされ、21日には東部のリヨンなどで政府に抗議する学生のデモが行われました。

こうした中、マクロン大統領は21日、パリ近郊の大学を訪れて学生と対談し、経済的な支援が必要な学生を対象に国内各地の大学の食堂で食事を1日2回、1食あたり1ユーロ、日本円で120円余りで提供すると発表しました。

地元メディアによりますと、感染対策のため食事は持ち帰りで提供するとしています。

また、マクロン大統領は悩みを抱えている学生が精神科医など専門家に相談する際に費用を負担する方針も示しました。

一方で、マクロン大統領は「目標は感染拡大を遅らせワクチンの接種を終えて新学期を迎えることだ」と述べて、ことし9月までは授業の制限などが続くという見通しを示したうえで学生に理解を求めました。

EUは21日、オンライン形式で緊急の首脳会議を開き、変異ウイルスへの対応などについて協議しました。

その結果、各国は食品・医薬品など生活必需品の輸送や医療従事者などの移動を確保するため、国境の閉鎖を避けることで一致しました。

一方で、国境を閉鎖せざるをえない事態を招かないよう不要不急の域内移動の制限を各国が厳格化することなども確認しました。

国境の閉鎖をめぐっては、去年、新型コロナウイルスの感染が拡大した当初、各国が調整することなく実施したため、生活必需品の輸送網が寸断され、住民生活にも一部、影響がでました。

また、会議では、ワクチンを接種した人に自由な域内移動を保証する加盟国共通の「ワクチン証明書」の案についても議論されましたが、ワクチンが広く行き渡っていないほか、有効期限が詳しく分かっていないなどとして協議を続けることになりました。

「ワクチン証明書」については、観光が主産業で多くの観光客を呼び込みたい国とそうでない国との間で温度差があり、春以降の観光シーズンに向けて綱引きが続くことになりそうです。

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