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日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン容疑者が中東レバノンに逃亡した事件で、逃亡を手助けしたとしてアメリカで拘束されている2人のアメリカ人について、連邦裁判所は、弁護側の異議の申し立てを退け、日本への引き渡しを認めました。
弁護側は裁判所の判断を不服として上訴しました。

カルロス・ゴーン容疑者がレバノンに逃亡した事件では、アメリカの当局は、去年、東部マサチューセッツ州に住む▼アメリカ陸軍の特殊部隊の元隊員マイケル・テイラー容疑者と▼息子のピーター・テイラー容疑者の2人を、逃亡を手助けしたとして日本側の要請に基づいて拘束しました。

日本側は、容疑者の身柄の引き渡しの条約に基づいて、アメリカ側に2人の引き渡しを要請し、アメリ国務省が日本への引き渡しを認めました。

しかし、弁護側がこれに異議を申し立てたため、マサチューセッツ州の連邦裁判所で審理が行われていました。

その結果、連邦裁判所は、28日、日本に引き渡された場合、2人が拷問を受けるおそれがあるなどとした弁護側の主張を退け、日本への引き渡しを認めました。

これを受けて弁護側は裁判所の判断を不服として上訴しました。

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