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楽天が12日発表した去年1年間のグループ全体の決算は、売り上げが前の年に比べて15.2%多い1兆4555億円でした。

新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす人のいわゆる巣ごもり需要を受けて、ネット通販の事業が好調だったことなどから、過去最高の売り上げとなりました。

一方、最終的な損益は、新たに参入した携帯電話事業で基地局の整備に多額の投資を行ったことなどから、過去最大となる1141億円の赤字となりました。

楽天では2023年に携帯電話事業の黒字化を計画していますが、三木谷浩史社長はオンラインの会見で、先月、データ使用量に応じて段階的に料金を引き下げる新たなプランを発表したあと、申し込みが大幅に増えていると話したうえで「黒字化のタイミングが前倒しされる可能性がある」と述べました。