仏 シャルル・ドゴール空港の拡張計画中止 航空需要減少などで #nhk_news https://t.co/UAu96Kurak
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年2月12日
パリ近郊のシャルル・ドゴール空港では、年間の受け入れ可能な利用者数を8000万人から1億2000万人に増やすため、2037年の完成をめどに、第4ターミナルを建設するなどの拡張工事を計画していました。
この計画について、フランス政府は11日、新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が大幅に減少していることや、航空機による温室効果ガスの排出を削減するため、中止することを決めました。
ポンピリ環境相は11日、地元紙のインタビューで「政府の環境政策にも激変期にある業界の要求にも合わない時代遅れの計画だ」と説明しています。
政府は、国が株式の多数を保有する空港の運営会社に対し、温室効果ガスの排出を削減しながら、地域のハブ空港として機能し続けるための新たな計画を策定するよう求めました。
フランス政府は国内の航空路線について、2時間半以内で到着できる鉄道路線が存在する場合は運航を認めないことを盛り込んだ法案を閣議決定するなど、航空機による温室効果ガスの排出削減に力を入れています。
イタリア 新首相にヨーロッパ中央銀行の前総裁が就任へ #nhk_news https://t.co/0TIH8H3fhd
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年2月12日
イタリアでは先月下旬、新型コロナウイルスの経済対策をめぐる対立からコンテ首相が連立政権の運営に行き詰まって辞任し、新たな連立協議もまとまらなかったため、大統領の要請を受けたヨーロッパ中央銀行の前の総裁のドラギ氏が、超党派の政権の樹立に向けて各政党と協議を続けてきました。
ドラギ氏は12日、マッタレッラ大統領と会見し主要な政党の支持が得られたとして新政権の閣僚名簿を提出し、ドラギ氏が新しい首相に就任することになりました。就任式は13日に行われます。
ドラギ氏は73歳。
大手金融機関の幹部や、イタリアの中央銀行にあたるイタリア銀行の総裁を歴任したあと、ヨーロッパ中央銀行の総裁を8年にわたり務め、信用不安への対応が評価されました。イタリアは、新型コロナウイルスの死者が9万3000人を超える中、感染を抑えるとともに深刻な打撃を受ける経済の立て直しが課題で、市民からは「イタリアを変革させ、よりよくしてくれることを期待している」と歓迎する声があがる一方で、「議会で各党が協力するとは思えない。ドラギ氏はよいが議会が問題になる」と超党派の政権の先行きを不安視する声も出ています。
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