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内閣府が発表した去年10月から12月までのGDPの速報値によりますと、物価の変動を除いた実質の伸び率は、前の3か月と比べて、プラス3.0%となりました。

これが1年間続いた場合の年率に換算すると、プラス12.7%で2期連続のプラスとなりましたが、前の期にあたる去年7月から9月のプラス22.7%と比べますと伸び率は鈍化しました。

項目別にみますと、GDPの半分以上を占める「個人消費」は、秋の行楽シーズンを中心にGo Toキャンペーンの効果で旅行や外食への支出が増え、前の期と比べてプラス2.2%の伸びとなりました。

「輸出」も、中国向けの電子部品や自動車などが増加し、プラス11.1%となったほか、「企業の設備投資」はプラス4.5%と、3期ぶりにプラスに転じました。

一方、合わせて発表された去年1年間のGDPは、実質の伸び率がマイナス4.8%となりました。1月から12月までの1年間のGDPがマイナスとなるのは11年ぶりです。

新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が制約され、落ち込みの幅は、リーマンショックの翌年にあたる2009年のマイナス5.7%以来の水準となりました。

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