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イギリスの統計局が12日に発表した去年のGDPの伸び率は、物価の変動を除いた実質で前の年に比べてマイナス9.9%となりました。

マイナス成長は、リーマンショックの影響でマイナス4.1%となった2009年以来11年ぶりで、落ち込みの幅はこの時を大きく超えて、比較可能な1949年以降で最悪の水準です。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大によって去年春からに続いて11月以降も厳しい措置が実施され、小売店や飲食店などの営業が原則として禁止されたためで、去年のGDPの伸び率がマイナス6.8%だったドイツやフランスなどのユーロ圏よりも厳しい結果となりました。

去年の最後の四半期に当たる10月から12月でみると、GDPの伸び率は前の3か月に比べてプラス1%となっています。

しかし、イギリスでは感染力が強いとされる変異したウイルスの影響でことしに入っても厳しい制限が続いていることから、1月から3月は再びマイナス成長になるとみられていて、経済への影響が長期化する懸念が強まっています。

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