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電通グループが発表した去年1年間のグループ全体の決算は、収益が前の年を10.4%下回る9392億円、最終的な損益が1595億円の赤字でした。

最終赤字は2年連続で、赤字額は過去最大です。

これは、海外で6000人程度の人員削減を行うことで費用がかさんだほか、感染の長期化に伴って過去に海外で過去に買収した企業の収益性を見直した結果として、1421億円の損失を計上したことが主な要因です。

電通は、東京・港区にある本社ビルの売却を検討するなど事業体制の見直しを進め、経営状況を改善していく方針ですが、ことし1年間の決算の見通しについては、不確実性が高いとして「未定」としました。

電通グループの曽我有信CFOは「ヨーロッパを中心にコロナ禍で大きな衝撃を受け、業界の環境は大きく変化した。広告業界に対する逆風もあるとは思うが、事業・構造改革を進めて成長につなげていきたい」と述べました。