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ヤンゴンでは25日も軍に抗議する人たちが集まり、大規模なデモは20日連続となりました。

参加者は樹木から作るミャンマー伝統の日焼け止め「タナカ」を使って額に抗議の意思を示す文字や印を塗り、アウン・サン・スー・チー氏の解放などを訴えました。

これに対し25日は軍の支持者とされるグループも大規模なデモを初めて行いました。

地元メディアなどによりますと、およそ1000人が参加し、軍の旗などを掲げ軍トップのミン・アウン・フライン司令官の名前などを叫びながら大通りを行進しました。

こうした中、軍に抗議する人たちがナイフや棒を持った男たちに襲われる被害が相次いで発生していて、地元メディアは軍の支持者とされるグループの一部が暴行を加えたと伝えています。

治安当局と軍のクーデターに抗議する人たちとの対立に加え、軍の支持者とされるグループもデモを行うようになり、事態はさらに混迷しています。

身柄を一時拘束されたのは、ヤンゴン在住のジャーナリストの北角裕樹さんです。

北角さんのミャンマー人の助手によりますと、北角さんは26日、ヤンゴンでクーデターに抗議するデモを取材していたところ、治安当局に拘束されたということです。

その後、日本時間の26日午後7時すぎ、北角さん自身がNHKの取材に応じ、すでに解放されけがもしていないことを、明らかにしました。

ヤンゴンでは、今月6日から連日市民によるデモが行われていて、26日もデモ隊が交差点や大通りなどを占拠して軍のクーデターに抗議したり、アウン・サン・スー・チー氏の解放を求めたりしていました。

しかしその後、大勢の警官隊がデモ隊の排除に乗り出して威嚇射撃も繰り返し、現場周辺は緊迫した状態が続いていました。

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