トルコ クルド系政党の解党申し立て 欧米から懸念の声 #nhk_news https://t.co/TXH67jKr0d
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年3月18日
トルコはクルド人が全人口の20%前後を占めていると言われ、クルド系政党、HDP=人民民主党は議会で野党第2党の位置を占めています。
トルコの最高検察庁は17日、分離独立闘争を繰り広げているPKK=クルド労働者党にHDPが関与し、国の一体性を脅かしているとして憲法裁判所にHDPの解党を申し立てました。
これに対して、HDPは「政権は司法機関を政治の道具に使っている」などと反発しています。
また、アメリカ国務省のプライス報道官は17日、「トルコの有権者の意思に背き民主主義を損なう」とする声明を出したほか、ヨーロッパ議会でトルコを担当する議員は「多様性の終えんに向かっている」と懸念を表明しています。
トルコのエルドアン政権は、かつてクルド人との融和政策に取り組みましたが、近年は国の安定を脅かすとしてPKKの掃討とともにHDPへの締めつけを強めています。
欧米各国はHDPのデミルタシュ元党首が4年以上にわたって投獄されていることにも批判を強めていて、トルコの憲法裁判所がHDPに解党を命じるかどうかが焦点です。
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