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アメリカのオースティン国防長官は、21日事前の予告なしにアフガニスタンの首都カブールを初めて訪問し、ガニ大統領と会談しました。

アフガニスタンをめぐっては、去年2月、アメリカと反政府武装勢力タリバンが現地に駐留するアメリカ軍の、完全撤退を含む和平合意を結び、これを受けてアメリカ軍は2500人規模に削減されました。

ただ、各地では依然として戦闘やテロが相次いでいて、バイデン政権は、トランプ前政権下で結ばれた和平合意の内容を検証しています。

アフガニスタン大統領府によりますと、会談で双方は治安情勢の悪化に懸念を示したうえで、和平の実現に向け協議を進めることで意見が一致したということです。

会談後、オースティン国防長官は記者団に対し「アフガニスタン国内の暴力のレベルが下がることが、実りある外交に向けた条件になるだろう」と述べました。

会談では、来月末にも予定されているアメリカ軍の完全撤退についても協議したものとみられますが、オースティン国防長官は「撤退の日付は、バイデン大統領がどこかの時点で決めることだ」と述べるにとどまりました。

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