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アフガニスタンをめぐりアメリカとタリバンによる和平交渉が続く中、アメリカのエスパー国防長官は、今月13日、7日間の暴力の削減期間を設けることを協議していると明らかにし、和平交渉は大詰めを迎えているとみられます。

こうした中、タリバンでナンバー2とされるシラジュディン・ハッカーニ氏20日付けのアメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズタリバンが望むこと」と題し寄稿しました。

この中で、ハッカーニ氏は、タリバンが求めていることは、アフガニスタンに駐留するアメリカ軍など外国軍の撤退だとしたうえで、「現在、アメリカとは和平合意の入り口に立っている」と述べ、アメリカ軍の撤退を含め和平合意に向けた交渉が最終段階に入っているという認識を示しました。

そのうえで、「暴力はやめなければならない。和平合意に向けすべての条件を順守する」と明らかにし、アメリカとの和平合意の成立に強い意欲を示しました。

タリバンの幹部が、アメリカの新聞に寄稿するのは極めて異例で、アメリカ国内の世論にもみずから訴えることで、アフガニスタンからのアメリカ軍の早期撤退を促すねらいがあるとみられます。

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