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アメリ労働省が、2日発表した3月の雇用統計によりますと、農業分野以外の就業者は前の月と比べて91万6000人増えました。

前の月の増加幅の2倍近くにあたり、市場の予想も大きく上回りました。

業種別では、「接客・レジャー」が28万人、「建設」が11万人、それぞれ増加しました。

アメリカでは、新型コロナウイルスのワクチン接種の広がりや、飲食店などへの営業規制の緩和を受けて、雇用を増やす動きが進んでいます。

また、失業率は6.0%と、前の月から0.2ポイント改善しました。

失業率は、去年4月に統計開始以降で最悪となる14%台まで悪化したあと、改善傾向が続いています。

ただ、失業者の数は971万人と、依然、感染拡大前よりも400万人多く、とりわけ比較的低い賃金で働く人が多いサービス業に影響が集中しています。

アメリカの景気は、消費者心理など回復の力強さを示す経済指標も増えてきていますが、幅広い分野で雇用の改善を実現できるかが焦点になっています。

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