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アメリ労働省は5日、先月の雇用統計を発表し、農業分野以外の就業者数は、前の月と比べて19万6000人の増加となり、17万人程度の増加を見込んでいた市場の予想を上回りました。

アメリカの就業者数は、小幅な増加にとどまった、前の月から回復し、この3か月間の平均では、18万人の増加となり、堅調な伸びを示す結果となりました。

一方、失業率は先月と同じ3.8%と、低い水準を保っています。

また時給の平均は、前の年の同じ月と比べて3.2%の上昇と、3%を超える伸びが続いています。

アメリカ経済をめぐっては、米中の貿易摩擦の長期化や中国やヨーロッパをはじめとする世界経済の減速などによって先行きに不透明感がある一方、雇用の増加や株価の上昇傾向が続くことで、やや伸びが鈍っている消費も上向くかどうか注目されます。