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アメリ労働省は8日、先月の雇用統計を発表し、農業分野以外の就業者数は、前の月と比べてわずか2万人の増加にとどまりました。

これは、17万5000人程度の増加を見込んでいた市場の予想を大幅に下回り、おととし9月以来の低い水準となりました。就業者数を業種別に見ると、住宅市場の低迷で建設業などで減少しています。

アメリカ経済をめぐっては、米中の貿易摩擦の長期化や中国やヨーロッパをはじめ、世界経済の減速などで、先行きに不透明感が出ていて好調だった雇用情勢にも慎重な見方が出ています。

一方、失業率は、3.8%と、先月と比べて、0.2ポイント改善し、なお低い水準が続いています。

また、時給の平均は、前の年の同じ月と比べて3.4%の上昇と、2009年4月以来の高い伸びとなり、依然として人手不足が続いている業種も多く賃金は改善しています。