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アメリ労働省は2日、先月の雇用統計を発表し、農業分野以外の就業者数は、前の月と比べて25万人の増加と市場の予想を大幅に上回りました。

また、失業率も前の月と同じ3.7%と、1969年12月以来の低い水準になっています。

そして時給の平均は前の年の同じ月と比べて3.1%の上昇と、2009年4月以来の高い伸びとなり、雇用情勢の改善を受けて、賃金も上昇傾向となっています。

トランプ大統領は2日、雇用統計の発表直後にツイッターに投稿し、「信じられないほどすばらしい数字だ」などと統計の内容を紹介したうえで今月6日の中間選挙では共和党の候補に投票するよう呼びかけました。

一方、今回の雇用統計で、賃金の上昇傾向が示されたことで今後、インフレへの懸念が強まれば、アメリカの利上げのペースが速まる可能性もあるとして、市場関係者の間では、物価の動向に関心が高まっています。