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全国およそ7500の私立幼稚園が加盟する「全日本私立幼稚園連合会」をめぐっては、昨年度・令和2年度までの4年間で、およそ4億円の資金が使途不明になり、複数の銀行口座の通帳や写しが偽造されていたことが明らかになっています。

この問題で連合会の香川前会長の知人の会社社長がNHKの取材に応じ、「去年9月末から翌月にかけて、香川前会長が『大変なことがある』といって元事務局長とともに通帳の写しや原本を持参し会社をたびたび訪れた。そして、残高を大幅に水増しした通帳の偽造に協力してほしいと相談された」と証言しました。

そのうえで社長は「会社に連合会の口座がある銀行のOBがいるので、香川前会長らから通帳の写しを見せられて『通帳の印字や利息の計算などに不自然な点がないかどうかアドバイスしてほしい』と持ちかけられた。しかし帳尻の合わせようもなく犯罪行為なので偽造への協力ははっきりと断った。すると、前会長らは別の知人の業者に相談しに行った」と述べました。

一連の問題では令和元年度決算の監査が行われた去年9月25日以降、連合会側から通帳を提出するよう求められたため、まず、通帳の写しが偽造され、その後、通帳の原本そのものが精巧に偽造されていたことが分かっていて、連合会は先月、香川前会長と元事務局長を業務上横領や通帳を偽造した私文書偽造などの疑いで警視庁に刑事告訴しています。

これまでのNHKの取材に対し香川前会長は「事務局に知人の業者を紹介し、通帳の偽造に加担したのは事実だが、私が主導した訳ではない」などと偽造への直接的な関与を否定したうえで、「個人的な資金の流用は断じてしていない」と説明しています。

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