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「小室さんは4月8日に母・佳代さんと元婚約者の間の金銭トラブルについて4万文字もの反論文書を公表しました。文書の中で小室さんは『解決金をお渡ししても借金だったことにされる可能性は否定できない』としていましたが、同12日に小室さんの代理人弁護士が一転して小室さんは解決金を支払う意向だと明らかにしました。

 秋篠宮家をお支えする加地隆治皇嗣職大夫は当初の解決金を払わないという判断について『眞子さまの意向が大きかったと聞いている』と述べていましたが、そうなると支払う方向に舵を切ったのも、眞子さまのご意向と考えられます。文書に対する国民世論やマスコミの論評が芳しくなかったからなのでしょうか」

 確かに小室さんの文書の評判はすこぶる芳しくない。冷徹かつ攻撃的で、元婚約者に反論の余地を与えないよう、そして揚げ足を取られないようディベートの要領で、民事訴訟準備書面のように文章を構築しており、母子で400万円を超える金銭的支援を受けていた相手に対する敬意や謝意は微塵も感じられないものだったからだ。

眞子さまはこの文書について『今回発表された文書を読まれて、いろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃれば有り難い』とのコメントを公表されています。小室さんと一心同体となって元婚約者を攻撃している印象を持たれても仕方がない状況で、国民に寄り添い国民と共に歩む皇室のメンバーとして、嘆かわしく思っている人も決して少なくないのではないでしょうか。

 西村(泰彦宮内庁)長官が文書について『非常に丁寧に説明されている印象だ』と持ち上げたのも加地大夫の発言も、眞子さまが遮二無二ご結婚問題を前に進めようとしていることを後押ししようという意図からでしょう。つまり、眞子さまの意を汲んでいるわけです。この背景には眞子さまが10月の結婚を視野に入れているからだとみられているのです」(同前)

 しかし、文書の公表によってより大きな国民的反発を買い、秋篠宮さまが昨年の誕生日会見でおっしゃった「多くの人が納得し喜んでくれている状況」にはほど遠い状態になってしまった。

それで慌てて解決金を支払う方向に急遽舵を切ったという印象です。西村長官は4月22日の定例記者会見で解決金について『(小室さん側から連絡が)事前にありませんでした。事後も話を聞いていない』と述べています。小室さん側から何の根回しもなかったことで、西村長官もハシゴを外された形となり、一転して突き放した発言になったのでしょう。依然として迷走している印象で、到底10月の結婚に向けて事が前に進んでいるという風には見えません」(同前)

皇室典範の第11条には『年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる』とある上に、第12条には『皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる』とあるので、正式な婚約を意味する納采の儀を経なくても、事前に皇籍を離脱するなり、強引に籍を入れるなりしてご結婚されることは可能です。

 しかし、秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で『特に結婚と婚約は違います』と述べ、『多くの人が納得し喜んでくれている状況』の重要性を強調されています。その上、天皇陛下も2月の誕生日会見で『多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております』と述べられており、納采の儀は事実上マストとなっています。これだけ外堀が埋まっている状況で“駆け落ち婚”の選択肢はありえないはずです。そうでなければ、秋篠宮家とも皇室全体とも縁を切るしかありません」(同前)

 今回の文書は、小室さん側の代理人弁護士が入念にチェックを行なった結果公表されたはずだし、小室さん自身が弁護士を目指しているのは誰もが知る事実であるが、それにしてはお粗末な印象は否めない。

「結論から言うと、現時点で取りうる『即効性のある起死回生策』は見当たりません。今回の小室氏側の動きは、広報やリスクマネジメントの観点から見ると、まるで眞子内親王殿下とのご結婚が成就しないように誰かが計算しているのではないかと思わせるぐらい、国民の反感を買う拙策になっています」

 こう話すのは、危機管理に詳しい社会情報大学院大学の北島純特任教授だ。

「特に問題なのは、録音データの扱いです。元婚約者との会話をこっそり録音していたということに驚きと不信感を覚えた国民も多かったと思いますが、問題なのは、元婚約者側の反論も考えずに、文書に内容を記したこと。真っ向から対立する内容の元婚約者側の録音データが後から公開されたので、反論のしようがない自爆になってしまいました」

 元婚約者側の反論は十分に予想できたはず。その直後に解決金の支払いを提案するのであれば、元婚約者側にアプローチして解決金に関する交渉を済ませたうえで、「本当にこれで解決済み」として文書を公表していたら、自爆することもなかったはずだが……。

 では、小室さん側に打つ手立てはあるのか、それともゼロなのか。

「国民の多くは、借金だったのか贈与だったのかということよりも、むしろ眞子内親王殿下のお相手として小室氏がふさわしいのか、その人柄と誠実性を見ているのだと思います」

 その点からすると、

「解決金を受け取ってもらえないのなら同額を供託すれば良いという指摘もありますが、供託をするしないは事の本質からすれば些末なことで、法的リスク回避の姿勢が透けて見えると国民の更なる反感を買うおそれがあります。記者会見を開いてご自身の生の声で説明するということも考えられますが、現在の小室氏側の態勢では逆に致命傷となるリスクもあります。危機管理としては、冷却期間を置いて『時間を味方にする』という古典的手法を取るしかないような気がします」

 眞子さまと小室さんは共に、30歳の誕生日を迎えられる今年10月までの結婚を切望されているという。時間を味方にするというのは、具体的にはどういうことだろうか。

「秋までのご成婚は諦める形になりますが、あえて時間をあける。小室氏は大学院卒業後に、国連などの国際機関に就職する可能性も報じられていますが、例えばアフリカの貧困国にある国連関係の事務所に行って、国際貢献の仕事で汗をかく。NYなどの大都市にある国際機関ではダメです。地べたを這うような仕事ぶりを見て、国民のわだかまりが溶けるかどうか。それぐらいの中長期的な構えをとらないと、国民の共感を得るのはなかなか難しいのではないでしょうか」

 秋篠宮皇嗣殿下と天皇陛下のお言葉にある「多くの人が納得し喜んでくれる状況」が訪れるとしても、とにかく長期戦になりそうだ。

 差し当たって、この秋に眞子さま皇籍離脱をされた上で、二人が私人として結婚するという観測も囁かれている。憲法が定めるように、結婚は両性の合意のみに基づくものであり、秋篠宮さまも昨年の会見でそのことに言及され、結婚を認めると発言された以上、結婚そのものを否定することは難しい。

 しかし、多くの人が納得し喜んでくれる状況にない中での結婚では、ご両人だけでなく、皇室や宮内庁が批判の矢面に立たされる可能性がある。

 眞子さまが、秋篠宮家から切り離され皇族というお立場でなくなれば、一連の儀式を宮内庁として営む必要性はなくなる。

 しかし、その場合でも結婚した後の小室さんが、将来天皇陛下に即位される悠仁さまの「義理の兄」になるという立場に変わりはない。

 果たして今のままで国民の納得が得られるのか。今回の問題は、令和の日本が直面する最大の難問の一つになってしまった感がある。

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