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 文書をもう少しおさらいしてみる。男性から提供された400万円を超える金は入学祝いなどとしてもらったものであり、男性側から婚約が解消されたときに清算したいと母が伝えても、男性は「返してもらうつもりはなかった」という返事をしていた――などと、小室さんは説明していた。その上で、「早期解決と引き換えに金を返して借金だったことにされれば、自分や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったことになる。さらに、将来の家族までもがその家族として見られ続けてしまう」とする「返さない論理」を展開していたのである。

 「将来の家族」として眞子さまを暗示したことで批判も受けたが、裏を返せばこのくだりは小室さんの気概が最も込められたと思われる部分である。だからこそ、あっさりと撤回したことは意外に感じる。それどころか、「あれは何だったのか」と拍子抜けさせられるものだ。

 代理人弁護士は12日に報道各社による取材に応じ、解決金は問題解決に向けた「次のステップ」と前向きに説明した。ただ、文書に対する世間の反応を見て、小室さんがその内容と多少の齟齬が生じるのは承知で、急いで舵を切った印象は否めない。それほどまでに、世間の評価の辛辣さが身に染みたということだろうか。

 眞子さまのお誕生日は10月23日。小室さんは10月5日で、ともに今年で30歳を迎える。ちなみに、小室さんが眞子さまにプロポーズした2013年12月にはともに22歳だった。まさかここまで状況がこじれるとは思わなかったことだろう。

 宮内庁関係者によると、眞子さまは20代のうちに結婚したいというお気持ちがあるそうだ。その「タイムリミット」までは半年だ。この状況から結婚式にまで至るのは難しいとしても、節目の年齢を越えるまでに、せめて希望ある未来のスケジュールを決めたいと考えられておられるのではないか。今月に入って慌ただしい小室さんの動きは、そのご意向を反映したものであろう。

 金銭トラブルの解決を図ることで結婚に近づくのは間違いなく、今回の解決金もその目的に寄与するだろう。ただ、小室さんの結婚への課題はこれまで、秋篠宮ご夫妻が2018年に求められた「金銭トラブルを解決し、安定的な将来設計を示す」ことが主であったが、ここに来て、「国民の納得を得ること」にシフトしてきた感がある。

 渾身の文書に対する国民の否定的な感情を悟ったからこそ、小室さんは早々に解決金の支払い表明という「二の矢」を放ったのだろう。2本の矢が起こしたハレーションを見れば、自身が率直な言葉で、国民の「感情」に訴える場を設定することが不可欠であることは明白と思われるが、「三の矢」も近いうちに放たれるかもしれない。

 文書が公表された日から、宮内庁には抗議の電話が殺到。それまでとは比べものにならない数で、担当者は一日中対応に追われ、宮内庁の代表番号もパンク状態で、ほかの用事で連絡した人も電話がつながらないほどです」(宮内庁関係者)

 文書公表に対するあまりの強烈なハレーションに、方針を撤回せざるを得なかったのか──だが、そうではない。小室さんの代理人は、国民の反応について「予想を超えるようなものはない」と言い切っているからだ。

 もう1つ、代理人は突然こう強調し始める。

「(Aさんから金銭的な)支援を受けたのは間違いなく、圭さんも母親も感謝している」

 長大な文書にもかかわらず、小室さんはAさんへの感謝をただの一言も述べていない。理屈ばかりで、あまりに「情」がないという声は多い。なぜ、文書公表後に、代理人はあえて「感謝」を伝えたくなったのか。

「急な方針の転換の理由の1つは、元婚約者Aさんが近く、反論を発表するからではないかといわれています。一方的な言い分に対し、Aさんにも“名誉”がありますから黙ってはいられないはず。そうした動きを恐れ、Aさんを懐柔する方向に動いたのではないか、というものです。

 もう1つは、皇室内で“大きな力”が働いたのではないかとみる向きがあります。眞子さまのご結婚問題で、国民の皇室に対する信頼が揺らいでいる。そうした危機的な状況を憂いて、“あの文書では国民は結婚を祝福しません”と秋篠宮家や眞子さまに、いよいよ強く助言された方がいらっしゃったのではないでしょうか」(皇室関係者)

小室圭さんは4月8日、いわゆる「金銭トラブル」について説明する文書を公表した。その“小室文書”を読んだ秋篠宮家をよく知る人物は、憤りを隠さない。

「今回の小室さんの文書の内容については、自己主張と言い訳に徹している印象でした。文章も読み難く、正直なところ、ひどい文書だと思いました」

秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で、眞子さまと小室さんの「結婚を認める」と公言された。同時に、以前から結婚の条件とされていた「多くの人が納得し喜んでくれる状況」には、決してなっていないと感じると口にされていたのだ。

秋篠宮殿下が求めていらっしゃったのは、国民からの理解です。しかし、今回の文書の内容は、国民が不審に感じている小室さんのお母さんと元婚約者さんの金銭問題について、小室さん側の主張を繰り返し述べることに終始しています。これでは、とても多くの人の賛同は得られないでしょう」(前出・秋篠宮家の知人)

文書発表の翌日、宮内庁は「文書を読まれていろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」という眞子さまのコメントを公表した。さらに、秋篠宮家の側近である加地隆治皇嗣職大夫は定例記者会見で、今回の小室さんの文書は、眞子さまと小室さん側が相談したうえで公表されたと説明している。

母親と元婚約者の金銭トラブルに際し、あくまで話し合いを試み、金銭を支払うことを避ける方針が取られてきたことについて、加地大夫は眞子さまの意向が大きかったと聞いている」と明かした。

こうした経緯について、秋篠宮家の知人は「非常に残念」と語る。

眞子さまの『理解してくださる方がいらっしゃればありがたい』というお言葉は、小室さんと母親の立場に寄った発言です。多くの国民や、秋篠宮ご夫妻のことを思われている感じは、まったくありません。小室さんの主張を繰り返しているだけの眞子さまのコメントは非常に残念です。

本来ならば眞子さまは、ご両親と小室さん側の橋渡しにならなければならないのです。この文書に関しても、国民の理解を得るために『この内容はどうなの?』『これでいいの?』といったことを、小室さんに伝えなければならなかったはずです。これでは眞子さまご自身も、国民から“残念な対応をされる方”と思われかねません」

すると、眞子さまのご意向といわれる「金を渡して解決する選択を取らない方針」を記した文書公表のわずか4日後の12日、小室さん親子の代理人弁護士が、「解決金を支払うことで金銭トラブルを解決することにした」と明かした。

日本中があ然とした急激な舵取り――。そこにも、眞子さまのご意向が働いているのだろうか?

「正当性を主張することで、少し罪が軽くなるように思えるのかも知れません。しかし、これは大間違いです。言い訳や反論は、反省の無さの表れと見られるだけ。すなわち、問題を起こした上に、反省もしない罪を上塗りするようなものです」

 もちろん今回の場合、決して小室さんは「謝罪」を求められていたわけではない。

 が、世間の反応を見る限り、もともと彼に不信を感じていたような人からは、正当性を主張した長い説明文書が「言い訳や反論」の類に受け止められたのは間違いないようだ。

 危機管理のプロの目に、今回の長い文書と、その後の「解決金」提案という流れはどう映ったか。田中氏に聞いてみた。

「こんなに早く解決金を支払うと表明するのならば、あの文書の最後にその旨を書いておくべきだと思います。

 そういう大切なことは書いていない一方で、何度も『週刊現代』を批判するような文章は出てきます。あれでは『週刊現代』側も黙っているわけにはいきませんから、結局、また何らかの記事が出る。批判記事を誘発しているわけです。

 このように、あの文書は書かなくてはいけないことを書かず、書かなくていいことを書いているという印象を受けました。

 謝罪会見などでは時間制限を設けずに丁寧に説明する姿勢が求められることはありますが、文書の場合、あまり細かいことを言うよりも、A4判1枚に収まるくらいにまとめたものを出すほうがいいのです。

 せめてもっとわかりやすい要約をするべきでした」

 国民の皆様へ

 お詫びとご報告

 週刊誌の記事をきっかけとして始まりました、私の母と元婚約者の方(以下Aさん)とのトラブルにつきまして、お詫びとご報告を申し上げます。

 最初にお断りしなければなりませんのは、この問題は現在も話し合いの過程にあり、いまだ未解決の状態であることです。そして、法律家を目指す私としては、トラブルの解決は当事者同士が直接、または代理人を通して行うべきものと考えております。それでも解決が困難な場合は、法廷に仲裁を願い出るべきで、マスメディアを通して主張を交わすべきではないと認識しておりました。

 しかし、私のこの判断が国民の皆様へのご説明不足を生み、様々な疑念を生じさせてしまいました。その結果、秋篠宮家の方々を始めとする多くの皆様にも、大変なご苦労とご心痛をおかけしましたこと、そして、国民の皆様にご不快の念を与えてしまいましたことを、心よりお詫びを申し上げます。

 Aさんから母と私がご支援を頂きましたのは、紛れも無い事実であり、今も深く感謝致しております。そのご支援につきましては、私どもとしては贈与されたものとして、税務申告もしてまいりました。しかし、Aさんのお気持ちとしては、婚約者への支援であり、婚約が解消された場合は、貸し金と思われたものと推察しております。当時、このあたりの話し合いが不十分であったため、齟齬が生じてしまったものと、母は深く後悔しております。ちなみに、婚約の解消はAさんのご希望だった、と母から聞いております。

 お借りしたお金ならばお返しするのが当然ですが、既に贈与として税務申告しておりますので、取り扱いには躊躇を致しました。お借りしたお金と認めたならば、偽りの申告をしたことになるからです。また、全部がお借りしたものか、一部がお借りしたものなのか、当事者の間で明確にしなければならないからです。その話し合いをしたいと思い、何度も申し入れをしてきましたが、残念ながら実現には至っておりません。

 一部のマスメディアで、「私の大学への入学金や学費は、Aさんからご支援頂いた」との報道がありました。それならば、私が贈与を受けたとの誤解を受けてしまいますので、あえて事実を申し上げます。学費につきましては私の貯金および奨学金を当てさせて頂いております。そのことは、Aさんにもお認めいただいております。また、私と母は、解決金として、必要な金額はお支払いする意思を持っておりますことを、申し添え致します。

 このような言い訳がましい文章は、発表すべきか否かでずいぶん悩みました。しかし、国民の皆様へのご説明不足は、なんとしても解消しなければならないと考え、筆をとりました。言葉不足もあるかと思いますが、ご容赦下さいますようお願い申し上げます。

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