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アメリカのホワイトハウスで安全保障問題を担当するサリバン大統領補佐官は、対北朝鮮政策について「われわれの目的は敵対ではない」と述べ、外交を通じて北朝鮮の非核化を目指す考えを強調しました。

サリバン大統領補佐官は2日、ABCテレビに出演し、対北朝鮮政策について「われわれの目的は敵対ではなく、朝鮮半島の完全な非核化を最終的に実現することだ。そのために外交交渉を行う用意がある」と述べました。

一方で、具体的な政策の内容は明らかにせず、「一括での取り引きや、何もしなければ何もしないのではなく、調整された現実的なアプローチが北朝鮮問題の解決に近づく可能性が最も高い」と述べました。

バイデン政権は、オバマ政権時代に制裁などで圧力をかけながら北朝鮮の姿勢の変化を引き出そうとした「戦略的忍耐」のアプローチや、トランプ政権時代に北朝鮮の完全な非核化の見返りに制裁を解除するなどとしたアプローチはとらないとしています。

一方、北朝鮮は2日、北朝鮮の核開発が深刻な脅威をもたらすとしたバイデン大統領の発言に対し「相応の措置を講じざるをえない」とけん制しています。

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