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ミャンマーの地元メディアによりますと、カチン州で現地時間の3日午前、空爆を行っていた軍のヘリコプター1機が少数民族武装勢力に撃墜されました。

地元の住民がその瞬間を撮影したとしてメディアが報じた映像によりますと、ヘリコプターは突然大きな光を発したあと煙を上げながらきりもみ状態で落下しています。

地上にいた市民の女性が落ちてきた破片にあたってけがをしたということですが、けがの程度は分かっていません。

一方、軍は今のところ、ヘリコプターが撃墜されたことを含めて一切の情報を明らかにしていません。

カチン州では、州内の一部地域を支配下に置く少数民族武装勢力がクーデターに抗議する市民に加勢し、3月上旬から軍との間で激しい戦闘を行っていますが、軍の航空機が撃墜されるのは今回が初めてとみられます。

ミャンマー国内では南東部カレン州でも地元の少数民族武装勢力と軍との戦闘が激しくなっているほか、民主化を求める市民がこうした武装勢力と連携する動きも出ていて、混とんとした情勢となっています。

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