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ダイアナ元皇太子妃が、チャールズ皇太子と現在のカミラ夫人の不倫関係や、みずからの不倫について言及した1995年のBBCの独占インタビューをめぐっては、20日に公表された調査報告書で取材交渉に不正があったことやその後の内部調査が不十分だったことが指摘され、BBCは謝罪しました。

報告書によりますと、記者は、ダイアナ元妃を紹介してもらうために弟のスペンサー伯爵接触し、その際、王室の関係者が元妃に関する情報を漏らすかわりに金銭を受け取っているとして、偽造した銀行の明細書を見せ、信頼を得ていたということです。

これについてイギリスのジョンソン首相は21日「こうしたことが2度と起こらないようBBCがあらゆる手段を講じることを望む」と述べ、再発防止を求めました。

報告書を受けて、長男のウィリアム王子は「BBCの失態によって恐怖や孤独が母にもたらされた。今回の過ちは私の母や家族だけでなく市民をも裏切るものだ」と強く批判したほか、次男のハリー王子も「正義と真実に向けた第一歩だが、こうした取材手法、さらにもっとひどいやり方が今も広まっている」とする声明を発表しました。

イギリスでは、地元の新聞やテレビも今回の事態を大きく報じていて、BBCは厳しい世論に直面しています。

今回の報告書は、ダイアナ元皇太子妃の弟のスペンサー伯爵が、去年、BBCに対し、元妃へのインタビュー取材が実現した経緯について公式の調査を求めたことがきっかけでした。

BBCは独立した機関を設けて去年11月から調査を進めてきました。

20日に公表された報告書では、BBCバシール記者が、ダイアナ元妃を紹介してもらうためにスペンサー伯爵接触し、その際、王室の関係者が元妃に関する情報を漏らすかわりに金銭を受け取っているとして、偽造した銀行の明細書を見せていたとしています。

こうして信頼を得た結果、バシール記者はスペンサー伯爵を介してダイアナ元妃と面会することになり、その後のインタビュー取材の実現につながったとしています。

報告書では、一連の行為は、BBCガイドラインの重大な違反だと指摘しました。

BBCは、番組が放送されたあと、一部のメディアなどからインタビューの実現にいたったいきさつをめぐって疑問の声が上がったことを受けて放送よくとしの1996年に内部で調査を行いましたが、このときは問題がなかったと結論づけています。

今回の報告書では、BBCによる過去の調査について、スペンサー伯爵から事情を聴いていなかったほか、バシール記者の主張の十分な検証も行っておらず、効果のないものだったと指摘し「高いレベルの誠実さと透明性が欠けていた」と断じています。

バシール記者は今月、健康上の理由でBBCを退職しています。

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