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イラク南部のナシリーヤにある病院で12日に起きた火災では、新型コロナウイルスの患者の治療にあたる病棟が激しく焼け、現地の県の保健当局は患者や医療従事者合わせて92人が死亡したと発表していました。

これについてイラク保健省は14日「犠牲者の数に誤りがあることが確認された」として、亡くなったのは60人だと訂正しました。

そのうえで39人の身元が確認され、残る21人の特定を進めているとしています。

火災の原因について現地の保健当局は病棟内にあった酸素ボンベの爆発が火災につながったと発表していて、警察などが詳しく調べています。

イラクではことし4月にも首都バグダッドにある新型コロナウイルスの指定病院で酸素ボンベが爆発したあとに火災が起き、80人以上が死亡していて、遺族などから病院の管理を含めた医療体制の不備を問う批判の声が高まっています。

アメリカのトランプ前政権が離脱したイラン核合意をめぐってはことし4月以降、合意の立て直しを目指してバイデン政権とイランの間でEUヨーロッパ連合を介した間接協議が進められています。

イランでは来月上旬、国際協調を掲げてきたロウハニ大統領の任期が終わり先の大統領選挙で勝利した反米・保守強硬派のライシ師が就任しますが、政府高官は当初、現政権のうちに交渉の妥結を目指す方針を示していました。

これについてロウハニ大統領は14日、閣議の中で「次の政権で交渉が妥結することを願っている」と述べ、次期政権に交渉を委ねる考えを明らかにしました。

一方、核開発をめぐりロウハニ大統領は「必要があれば濃縮度90%のウランの製造もできる」と述べ、あくまで平和目的だとしながらも核兵器に転用可能な濃縮度に言及してアメリカをけん制しました。

アメリカとの交渉はイランへの制裁解除の範囲が焦点ですが、ライシ次期大統領はアメリカへの安易な妥協は拒否する姿勢を崩しておらず、次の政権のもとでも交渉は予断を許さない状況です。

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