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関係者によりますと、第三国への亡命を希望しているのは、陸上女子のベラルーシ代表 クリスチナ・チマノウスカヤ選手(24)です。

チマノウスカヤ選手は、1日夜、東京の羽田空港で警察官などに対し「自分の国に帰りたくない」と話し、ヨーロッパの別の国に亡命したいという希望を伝えたということです。

空港内の交番などで関係機関の担当者が本人から話を聞くなどして、詳しいいきさつの確認を進めています。

ソビエトベラルーシでは、ルカシェンコ政権に批判的な人物への弾圧が強まっていて、亡命を支援する団体も選手本人と連絡を取っているということです。

チマノウスカヤ選手はNHKの取材に対して「もともと予定していなかった種目にほかの選手に代わって出場するよう指示され、不満をSNSに書き込んだところ、『政権批判だ』として強制送還されそうになった」などと話しています。

チマノウスカヤ選手は7月30日、自身のインスタグラムに「ヘッドコーチなどが事前に私の状態を知ろうとしたり、400メートルを走る準備ができているか、尋ねたりすることもありませんでした。上に立つ人たちは、アスリートの私たちに敬意を払い、時には私たちの意見を聞く必要もあると思います」と書き込み、一方的に予定していなかった種目に出場するよう指示されたと不満をあらわにしていました。

また、チマノウスカヤ選手は1日、動画でメッセージを発信し「私は、国際オリンピック委員会に助けを求めています。私に圧力がかけられ、同意もなく国外に連れ出そうとしています。国際オリンピック委員会はこのことに関わってほしい」と訴えていました。

一方、ベラルーシの国営通信社はチマノウスカヤ選手について「選手の感情的、心理的な状態に関して医師が判断した結果、出場をとりやめることになった」と選手が亡命を希望したことには触れず、短く伝えています。

ベラルーシは30年前の1991年、ソビエト連邦の崩壊に伴い独立しました。

現在、国を率いるルカシェンコ大統領は1994年以来、27年にわたって大統領を務めています。

ルカシェンコ大統領は、政府や議会の主要なポストをみずからに近い人物で固めつつ、メディアへの統制も強めて反政権派を徹底的に弾圧するなどし、その強権的な統治手法に対して、欧米から「ヨーロッパ最後の独裁者」と批判されてきました。

去年8月に行われた大統領選挙では、ルカシェンコ氏の6回目の当選が確実になったことを受けて、市民が選挙の不正を訴えて大規模な抗議活動を展開し、治安部隊と衝突するなどして、死傷者が出る事態となりました。

ルカシェンコ大統領に対して国際社会からの批判が強まる中、ことし5月には、政権側がベラルーシの領空を通過していた国際線の旅客機を強制的に着陸させ、反政権派のジャーナリストを拘束したため、アメリカやEUヨーロッパ連合などは、ルカシェンコ大統領の側近などに新たな制裁措置を行うなど圧力を強めています。

これに対してルカシェンコ大統領は、後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領と会談を重ねて支持を取り付け、欧米の批判に対抗する強気の姿勢を崩していません。

#旧ソ連

東京オリンピックの競技会場が集中する都内やその周辺では、大会関係者の輸送ルートを確保するため、7月19日から大規模な交通規制が行われ、多くの大会関係の車両が行き来しています。

こうした中、都内で大会関係の車両が絡む事故が、開幕から7月29日までの1週間で少なくとも50件起きていたことが、警視庁への取材で分かりました。

このうちのほとんどは物損事故ですが、軽傷の人身事故も1件含まれるということです。

東京オリンピックでは、全国のおよそ600のバス会社などから運転手が集められ、選手や関係者の輸送にあたっています。

警視庁は、運転手が都心の道に慣れていないことや、競技のスケジュールに間に合わせようと急ぐケースがあることなどが事故の背景にあるのではないかとしています。

#スポーツ