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アフガニスタンの首都カブールにある国際空港の付近で26日に起きた大規模な爆発で、アメリカ国防総省は、記者会見で、アメリカ兵12人が死亡し、15人がけがをしたと明らかにしました。

また空港のゲート近くと、ホテルの周辺で起きた2回の爆発は過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員による自爆テロと見られると明らかにしました。

さらに、空港のゲート近くで起きた爆発の現場では、爆発に続いて複数のイスラミックステートの戦闘員が民間人や兵士に向けて銃撃を行ったと説明しました。

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アフガニスタンの首都カブールで起きた大規模な爆発で、アメリカ軍の兵士を含む多くの死傷者が出たことについてバイデン大統領は、過激派組織ISの地域組織が犯行に関わったと名指しして非難しました。

一方で、軍を撤退させる考えに変わりはないことを強調しました。

アフガニスタンの首都カブールにある国際空港の付近での大規模な爆発で、アメリカ軍の兵士を含む多くの死傷者が出たことについてバイデン大統領は26日、ホワイトハウスで緊急の記者会見を開きました。

この中でバイデン大統領は過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織「ISISーK」が犯行に関わったと名指ししたうえで「われわれは許さないし、忘れることはない。犯行に関わった者を見つけ出し代償を払わせる」と述べ、強く非難しました。

そのうえで、現地に残るアメリカ人や地元の協力者などの退避について「アメリカは脅迫に屈しない。退避の計画は続行する。軍が撤退した後も続ける」と述べ、退避は継続させる考えを示しました。

一方で、アメリカ軍の撤退については「20年にわたる戦争を終わらせる時だ」と述べ考えに変わりはないことを強調しました。

また、ホワイトハウスのサキ報道官は今月31日までのアメリカ軍の撤退期限について聞かれ「スケジュールに変更はない」と述べ、期限に変更はないとの立場を示しました。

今回の爆発に関与したとされるのは「ISISーK」と呼ばれる組織で、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織です。

今月、アフガニスタンで権力を掌握した武装勢力タリバンよりも過激な組織とされていて、アメリカと和平交渉を行ったタリバンを批判し、たびたび交戦してきました。

この組織は、アフガニスタン東部のナンガルハル州を拠点として、2015年に設立されました。

アフガニスタンパキスタンなどにまたがる地域がかつて「ホラサン」と呼ばれていたことからみずからをISの「ホラサン州」と位置づけています。

構成員にはパキスタン最大のイスラム過激派組織「パキスタンタリバン運動」やアフガニスタンタリバンの戦闘員が多く加わり、勢力を拡大し、組織の規模は最大で3000人ほどとされています。

アメリカ軍による軍事作戦で指導者などが殺害されましたが、その後も首都カブールなどで政府機関を狙った攻撃を続けているほか、市民や少数派のシーア派を狙った爆破テロを繰り返してきました。

アフガニスタンの首都カブールでは26日、国際空港の入り口と近くにあるホテルの周辺で大規模な爆発があり、ロイター通信はアメリカ軍の兵士13人とアフガニスタン人72人の合わせて85人の死亡が確認されたと伝えています。

この中には、タリバンの戦闘員28人が含まれるということです。

アメリカ軍の兵士13人は、空港内に入る人の所持品の検査などにあたっていたということで、複数のメディアは、アフガニスタンでのアメリカ軍兵士の1日の死者数としては、2011年にヘリコプターが撃墜され30人が犠牲になって以降、この10年で最悪だと伝えています。

これを受けてアメリカでは、野党・共和党の全国委員会が声明を発表し「アフガニスタンからの撤退は失敗している。アメリカと同盟国はバイデン大統領の失敗によって、より安全ではなくなった」と強く批判しました。

バイデン大統領の支持率も、アフガニスタンからの撤退をめぐる混乱で低下していて、政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、26日時点の各種世論調査の平均値は、
▽「支持」が46.9%
▽「不支持」が49.1%と、
不支持の割合が就任以降最も高く、多くのアメリカ軍兵士が犠牲になったことで、今後、政権への打撃となる可能性もあります。

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