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アメリカのバイデン大統領は27日、12年ぶりに政権交代したイスラエルのベネット首相とホワイトハウスで会談しました。

この中でバイデン大統領は立て直しを目指してイランと欧米などの間で交渉が続いている核合意について「外交努力を優先させるが失敗した場合には次の選択肢がある」と述べ、具体的には言及しなかったものの交渉が実を結ばなければより強硬な政策をとることに含みを持たせました。

これに対して、イランと激しく対立し、核合意への復帰に反対しているイスラエルのベネット首相は「外交努力とともに、ほかの選択肢があると強調されたことをうれしく思う」と歓迎しました。

一方、中東和平問題を巡っては、冒頭でバイデン大統領が、イスラエルパレスチナの和平と安全保障などについて議論する考えを示したのに対し、パレスチナに強硬な姿勢をとってきたベネット首相は何も触れませんでした。

イランやパレスチナに対し、外交交渉を重視するバイデン大統領と強硬姿勢をとるベネット首相には一部、隔たりもあり、今回の首脳会談を通じて歩み寄りが見られるかが焦点です。

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