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イランでペゼシュキアン大統領の内閣が21日、発足しました。新政権は、融和的な外交政策への転換を掲げていますが、イスラエルに対して宣言している報復を実行した場合、欧米の反発は必至で、厳しい船出となっています。

イランで7月に就任したペゼシュキアン大統領は議会に閣僚名簿を提出し、適任かどうかについて審議が進められていましたが、21日、全員が信任されました。

国営通信によりますと、ペゼシュキアン大統領は初めての閣議で、「われわれには人々と交わした約束がある。最後までこれにこだわろう」と閣僚に呼びかけたということです。
新たな外相には、日本駐在の大使を務めたほか、2015年にイランが欧米などと核合意を締結した際、実質的な交渉責任者を務めたアラグチ氏が就任しました。

新政権は経済制裁の解除に向けてこれまでの強硬な路線から融和的な外交政策への転換を掲げています。

ただ、7月にイスラム組織ハマスの最高幹部がイラン訪問中に殺害されたことを受けて、イランでは最高指導者ハメネイ師がイスラエルへの報復を宣言しています。

イランはガザ地区での停戦に向けた協議の行方などを見極めて、報復の時期や方法を判断する構えですが、実行すれば欧米の反発は必至で、新政権は厳しい船出となっています。

本日、20年以上ぶりに、 #Iranのすべての大臣候補者が#Majles 、すなわち我が国の議会によって承認されました。

これは、和解と国家統一に基づく統治に対する
@drpezeshkian
のアプローチの有効性を証明するものである。

皆様、そして特に私の良き友人
@araghchi
にお祝いを申し上げます。

私は、両国の関係強化と多国間関係強化のため、両国が彼の深い知恵と経験、そしてマジレスからの強い権限を頼りにしてくれることを期待しています。

本日、私はネタニヤフ首相と、イランとその代理テロ集団からの脅威に対するイスラエルの防衛を支援する米国の取り組みについて話し合いました。

私は、停戦と人質解放の合意を締結する必要があることを改めて明確にし、残っている障害を取り除くためにカイロで今後行われる会談について議論しました。

バイデン米大統領は21日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行った。パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放の実現が早急に必要だと強調し、「残っている障害」を取り除くためにカイロで開かれる交渉官同士の協議が極めて重要だと指摘した。ホワイトハウスが明らかにした。

ただ、イスラエルイスラム組織ハマスは互いの要求を堅持する姿勢を崩していない。
ホワイトハウスは会談について、「イランの代理テロリスト集団であるハマスヒズボラ、フーシ派を含むイランからのあらゆる脅威」に対してイスラエルを支援する米国の取り組みについても話し合ったと説明。米国側はハリス副大統領も電話会談に参加したという。

バイデン氏はネタニヤフ氏に対し、ガザとエジプトの境界地帯「フィラデルフィ回廊」に軍部隊を残留させるというイスラエルの新たな要求を和らげるよう求めた可能性がある。米当局者が電話会談前にバイデン氏のこうした意向を明かしていた。

一方、ネタニヤフ氏側は21日、フィラデルフィ回廊からの軍部隊撤退にイスラエルが合意したとする同国のテレビ報道を否定した。

イスラエル首相府は「ガザが二度とイスラエルに対する安全保障上の脅威とならないことを含め、安全保障内閣が定めた戦争の目的全ての達成を追求する」とした。

ハマス側も、協議の進展に関するパレスチナの過激派武装組織「イスラム聖戦」指導者との会合でハマスの主要な要求を改めて表明したと明らかにした。要求にはガザでのイスラエルの作戦停止と完全撤退、人質交換などが含まれている。

アメリカのバイデン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、ガザ地区での停戦に向けた協議について直ちに合意を成立させる必要があると強調しました。ただ、イスラエルイスラム組織ハマスとの間の隔たりは大きいままで、協議は難航が予想されます。

アメリホワイトハウスは、21日、バイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が電話で会談したと発表しました。

このなかで、バイデン大統領は、ガザ地区での停戦と人質の解放に向けた協議について、直ちに合意を成立させる必要があると強調しました。

協議は今後、仲介国のエジプトで22日と23日に行われると報じられていますが、会談ではエジプトでの協議についても残された障害を取り除くために意見を交わしたとしています。

ただ、ハマス側はイスラエルに有利な条件が加わっていると反発していて、イスラエルとの隔たりは大きいままで、難航が予想されます。

一方、先月、ハマスの当時のハニーヤ最高幹部が訪問先のイランで殺害され、イランがイスラエルによる攻撃だとして報復を宣言するなか、中東地域を担当するアメリカ中央軍は、21日、原子力空母「エイブラハム・リンカーン」が管轄地域に到着したと発表しました。

アメリカとしてはイスラエルを防衛する態勢を強化するとともに、イランをけん制するねらいがあるものとみられます。

軍情報部門トップのハリバ参謀本部諜(ちょう)報局長は21日に行われた退任式で、昨年10月7日に起きたイスラム組織ハマスによる奇襲を防げなかった責任を改めて認めた。

「諜報部隊の失敗は私の責任だ」とした上で、イスラエルハマスの戦争に至った理由を「詳しく調べ、理解を深める」ために国家レベルの調査を実施するよう求めた。

約1200人のイスラエル人と外国人が犠牲となった昨年10月7日のハマスによる大規模攻撃は、ハマスなどのパレスチナ武装勢力にとってほぼ無敵とされていたイスラエル軍諜報機関の評判を大きく失墜させる結果となった。

#4レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・317日目②)

イスラエル軍は21日から22日にかけてパレスチナ自治区ガザ地区の各地で攻撃を実施し、パレスチナ当局によると少なくとも22人が死亡した。

北部のベイトラヒヤでは民家が攻撃を受け11人が死亡。中部のマガジ難民キャンプでは地元ジャーナリストを含む6人が死亡。南部では5人死亡した。

イスラエル軍は、この24時間にガザ中部デイルアルバラと南部ハンユニスで作戦を強化し、数十の軍事施設を解体し、ロケット弾を発見し、戦闘員を殺害したと述べた。

#4レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・318日目①)