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イエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力フーシ派との間で2015年から内戦が本格化しています。

ハディ政権側が主要な軍事拠点としている、イエメン南部のアナド空軍基地で29日、大きな爆発が起きました。

ハディ政権側の報道担当者はNHKの取材に対し、「兵士など軍関係者少なくとも30人が死亡した」と述べたうえで、反政府勢力フーシ派がミサイルやドローンを使って攻撃したとする見方を示しました。

ハディ大統領も「フーシ派は高い代償を払うことになり、犯罪に対して責任を負わせる」などとコメントし、非難を強めています。

一方、フーシ派は爆発について声明などは出していません。

イエメン内戦を巡っては、アメリカのバイデン政権が内戦の終結を目指して働きかけを行っていて、ことし4月にはハディ政権側とフーシ派をそれぞれ支援する、サウジアラビアとイランが協議を行ったと伝えられています。

しかし現在も戦闘は続いていて、世界最悪とも言われる人道危機を引き起こしている内戦が終結するめどは立っていません。

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