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岸田前政調会長「国民に寄り添い対話 示すべき政治の姿勢」

立候補を表明している岸田前政務調査会長は午前中、議員会館参議院議員の事務所を回りました。党所属議員の事務所へのあいさつ回りは6日で一巡したということです。

午後にはテレビ朝日の情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」に出演し、新型コロナ対策について「事業主などからさまざまな声を聞いたが、心が疲れ、いつまで頑張ればいいのかという思いを感じさせることばが多かった。政府が『頑張れ、頑張れ』と言い続けるのではなく国民に寄り添って対話することが、いま示すべき政治の姿勢だ」と述べました。

このあとは議員会館の事務所で岸田派の議員と打ち合わせなどを行いました。

高市総務相 立候補表明に向け準備

高市総務大臣は立候補に必要な20人の推薦人の確保にめどが立ったとして立候補する意向を固めています。

高市氏は4日から3日連続で東京都内の議員宿舎で過ごしていて、みずからの政策資料の作成や支援する議員と電話で連絡を取り合うなど、立候補表明に向けた準備を進めています。

高市氏をめぐっては党内最大派閥の細田派出身の安倍前総理大臣が支援する考えを示しています。

河野規制改革相 派閥会長の麻生副総理・財務相と会談

河野規制改革担当大臣は午前中、東京 永田町の合同庁舎でワクチン接種についての打ち合わせを行いました。

そして午後1時ごろ財務省を訪れ、所属する麻生派会長の麻生副総理兼財務大臣と30分余り会談しました。このあと河野大臣は記者団の問いかけには応じませんでした。

河野大臣は菅総理大臣が総裁選挙への立候補断念を表明した直後にも財務省で麻生氏と会談し、立候補を検討していると伝えました。

ただ、麻生氏はこれまで派閥をあげての支援には消極的な考えを示しており、会談では引き続き立候補をめぐって意見が交わされたものとみられます。

河野大臣はこのあと麻生派の幹部を務める自民党の甘利税制調査会長のもとを訪れ、党内や派閥内の情勢などについて意見を交わしました。

また、新型コロナウイルスのワクチンをめぐり記者団の取材に応じ「総裁選挙に立候補した場合、ワクチン担当の業務に影響はないか」と問われたのに対し、河野大臣は「影響を出さないようにしっかりやっていきたいと思う」と述べました。

野田幹事長代行 推薦人の確保急ぐ

立候補に意欲を示している野田幹事長代行は午後、国会内で開かれた全日本ろうあ連盟が主催する集会に出席しました。

この中で野田氏は連盟が求めている手話の普及を後押しするための「手話言語法」の制定に理解を示しました。

野田氏はこれに先立って議員会館の事務所で自らを支援する議員や二階派の議員と相次いで会談し、党内の情勢について意見を交わしました。

野田氏は立候補に必要な20人の推薦人の確保を急ぐ方針です。

石破元幹事長「白紙は変わらない」も… “推薦人にめど”

石破元幹事長は6日午前、NHKのインタビューに応じ、総裁選挙への対応について「白紙であることには変わらない」と述べました。

一方で「推薦人になってくれる人のめどはついており政策も常に準備はしてきた。国民に対して説明責任を誠実に果たす政治の実現につながり、それが可能になるならば自分が出ることも大きな選択肢だ」と述べました。

また、4日の二階幹事長らとの会談については「私からお願いした。渦中に私もいるので、今の幹事長に『よろしくご指導ください』というのは当然のことだ」と述べました。

細田参院議員“政策検証しながら議論”

自民党内の最大派閥、細田派の参議院議員30人余りは6日午前、オンラインで会合を開きました。

会合では、細田派出身の安倍前総理大臣が立候補の意向を固めた高市総務大臣を支援する考えを示していることなどを踏まえ、党内の情勢について意見を交わしました。

そして、総裁選挙の候補者が示す政策の検証を行いながら丁寧に議論していくことを確認しました。

竹下派 茂木外相「グループでまとまっていこう」

竹下派は6日夕方、国会近くの派閥の事務所に、派閥の会長代行を務める茂木外務大臣のほか関口参議院会長や額賀元財務大臣ら派閥の幹部が集まりおよそ1時間意見を交わしました。

会合では菅総理大臣が立候補を断念したことを受けて構図が変わったとして、派閥の所属議員の意向を確認しながら対応を検討することになりました。

このあと茂木大臣は記者団に対し「丁寧に意見を聞いて、グループとしてまとまっていこうと確認した」と述べました。

また記者団から、自身が総裁選挙に立候補する考えがあるか問われたのに対し、茂木大臣は「いろんな意見をよく聞いて対応していくが自分にとって重要な役割は派閥の会長を務める竹下元総務会長の体調が万全でない中、グループをしっかりまとめていくことだ」と述べました。

二階派“状況見ながら対応検討”

二階派は6日午後、二階幹事長や河村元官房長官、中曽根元外務大臣ら派閥の幹部が党本部に集まりました。

そして、誰が立候補するかなど今後の状況を見ながら引き続き対応を検討していくことを確認しました。

谷垣グループ“党内状況を見極める”

谷垣グループは6日午後、中谷 元防衛大臣や遠藤元オリンピック・パラリンピック担当大臣と中堅・若手議員が会合を開きました。

そして、今月17日の告示までまだ時間があることから、引き続き党内の状況を見極めていくことを確認しました。
菅首相に近い無派閥グループ“自主投票に決定”
菅総理大臣に近い無派閥の衆議院議員のグループは6日午後、国会内で会合を開き、坂井官房副長官ら10人余りが出席しました。

この中で坂井副長官は「菅総理大臣は誰を推すということは言わない。自由に自分の信念や信条に基づいて投票して欲しいと言っている」と報告したということです。

そして、グループとしては今回の選挙は自主投票にすることを決めました。

「何より発言内容が支離滅裂でした。小泉さんの発言は“ポエム”と揶揄されたことがありましたが、その後もあまり成長していません。『こんなに仕事をした政権が正当な評価を受けていない』と憤りながら、菅義偉首相(72)に自民党総裁選出馬の見送りを進言したというのです。一体、菅内閣を支持しているのか不支持なのか、どっちなんだと訊きたくもなります」

 結局のところ、小泉環境相有権者に対して「自慢したかったのではないか」と見る。

「小泉さんは常々、『俺は凄いんだぞ』とアピールする癖があります。今回の涙も、『菅さんを下ろしたのは俺なんだぞ』と言いたかったのでしょう。そんな小泉さんの底の浅さ、軽薄さを、有権者はとっくに見透かしていると思います」(同・伊藤氏)

 新聞各紙が掲載する「首相動静」によると、小泉環境相は8月30日から9月3日まで、5日連続で菅首相と面談している。そして9月3日に涙を浮かべて「不出馬を進言した」と明かしたわけだ。

 小泉・菅の急接近は様々な憶測を呼んだ。日刊スポーツ(電子版)は9月2日、「異例 菅首相が4日連続で小泉環境相と会談 『相談相手』以上の存在か」との記事を配信した。

 記事は《ブレーンの少ない首相にとって、今や進次郎氏は「相談相手」以上になっているとの見方がある》と伝えた。

「あの5日間、菅さんが小泉さんと会うことを必要としていたのは間違いないでしょう。ほっと一息つけるような時間だったのかもしれません。ただ、小泉さんのキャリアなどを考えると、菅さんが相談を求めていたとは思えません。そもそも、どんなベテラン議員でも、派閥の領袖といった実力者でも、一国の最高権力者に対して『辞めろ』とか『続けろ』などと進言するのは不遜です。仮に助言を求められたとしても、その内容を口外しないのが社会人としての常識でしょう」(同・伊藤氏)

「俺って凄いでしょ」という小泉環境相のアピールは、菅首相の“側近”だと自ら演出したかったのかもしれない。

 だが、もしそうだとすると、あのぶら下がり会見はとんでもない「裏切り行為」となる可能性があるという。

「私は小泉さんが菅さんの側近だとは思っていません。しかし仮に、そうだとしましょう。そして、小泉さんが総裁選の出馬を見送るよう助言し、それを菅さんが受け入れたことも事実だとしてみましょう。ですが、それほど深い関係なら、親分のため黙って最後まで政権を支えてこそ側近ではないでしょうか。『辞めろと助言しました』などとマスコミの前で涙を流すのは、親分に対する裏切り行為と言われても仕方ありません」(同・伊藤氏)

 小泉環境相菅首相は、もともと深いつながりがあったのは事実だ。政治担当記者が言う。

「小泉さんは神奈川11区、菅さんは神奈川2区から選出されているということもあり、菅さんは後輩の小泉さんを初当選の頃から可愛がっていました。2019年8月には滝川クリステルさん(43)との結婚が発表されましたが、これも官房長官だった菅さんへ挨拶に行くという形で報じられました」

 その翌月には、田中角栄以来の男性最年少38歳で環境相として初入閣を果たした。当時の首相は安倍晋三氏(66)だったが、入閣に際しては官房長官だった菅首相の後押しが大きかったという。

 さる自民党の代議士が、こんなエピソードを明かす。SNS上などでは人気が失墜している小泉環境相だが、永田町の中なら「進次郎さんは今でも、誰もが認める最年少の首相候補でしょう」と言う。

 菅・小泉会談に話を戻すと、皮肉なことに、自民党の内部では“不穏な動き”と受け止められたという。

「菅さんが二階俊博幹事長(82)を交代させる考えを明らかにした時と、小泉さんと連日のように会っていた時期が重なります。党内では『小泉さんを幹事長に起用するのではないか』という話が流れ、誰からも『そんな見え見えの人気取りはやめてくれ』という声が上がりました」(同・代議士)

「小泉さんに知名度があることは否定しません。とはいえ、政治家としては未熟です。大臣としての評価も良くはありません。幹事長なんて無理ですよ。党内における疑問の声はたちまち菅さんに向かい、『菅さんを首相にしておくと、とんでもないことになるかもしれない』との不安が、党内を駆け巡りました」(同・代議士)

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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