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シンガポールを訪れている中国の王毅外相は、13日、ヘン副首相とバラクリシュナン外相と相次いで会談しました。

中国外務省によりますと、バラクリシュナン外相との会談で王外相は「シンガポールと戦略的な意思疎通を増進し、新型コロナウイルスとの闘いに打ち勝ち、両国の経済回復を加速させたい」と述べたうえで、巨大経済圏構想「一帯一路」の共同建設や、経済分野での協力を進めたい考えを示しました。

これに対し、バラクリシュナン外相は「中国とは新型コロナウイルス対策や、貿易や投資、デジタル経済などの分野で協力を深めたい」と述べたということです。

王外相は14日、シンガポールのリー・シェンロン首相とも会談する予定です。

王外相は、今回の外遊でアメリカ政府の高官が相次いで訪れているベトナムシンガポールなどを訪問していて、バイデン政権による中国包囲網ともいえる動きに対抗するねらいもあるとみられます。

シンガポールでは新型コロナのワクチンの接種が進み、保健省によりますと、接種を終えた人は今月12日時点で人口の81%と、世界的にも高い水準になっています。

しかし感染力の強い変異ウイルス、デルタ株が広がる中で、一日当たりの新たな感染者数は先月下旬から増加傾向になり、13日は607人と、この3週間でおよそ6倍に増えました。

シンガポール保健省は「感染者が増加しても、ワクチンの接種により重症化は抑えられている」として、今の時点で経済活動などの厳しい制限は行わない考えを示す一方、高齢者やその家族などに対し、不要な外出を控え、人との接触を減らすよう呼びかけています。

また、隣国のマレーシアでも、13日の時点で人口の53.5%が2回のワクチン接種を終えていますが、新たな感染者数は2万人前後の日が続いていて、今月11日には一日の死者の数が592人に上りました。

マレーシアでは、8割以上が接種を終えても感染が広がっている地域もあり、保健当局は、ワクチンを接種してもマスクの着用や人混みを避けるなどの対応を続けるよう呼びかけています。

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