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日産自動車カルロス・ゴーン元会長は、今週再リリースされる回想録に記された情報の訂正を望んでいる。もはや日産の株主ではなく、仏ルノーの株式も早く手放したいと考えているというようにだ。

  レバノンに逃亡中のゴーン元会長は、回想録をまずフランス語で11カ月前に出版したが、日産とルノーの将来について一段と悲観的になっている。自身が受け取った報酬の擁護に充てた章では、2018年11月に逮捕された後も両社の株式を持ち続けることで忠誠と信頼を示したと指摘した。

  元会長は22日のベイルートからのビデオインタビューで「ありがたいことに私はもはや日産の株主ではない」と語った。元会長は日本での裁判を避けるため19年12月にレバノンに逃亡した。

  自身がトップを務めていた時代に誕生したルノー・日産アライアンスについては、根強い権力闘争のため絶望的な運命だとした。

  ゴーン元会長は、税務調査の一環としてフランス政府に差し押さえられた株式を通じてルノーへの持ち分もあるが、「私が経営陣を信頼しているからではない。信頼していない。他に選択肢がないからだ」と語った。

  日産とルノーの担当者はコメントを控えた。ゴーン元会長の逮捕以降、日産とルノー時価総額は合わせて300億ドル(約3兆3100億円)近く減少した。

原題:Carlos Ghosn Can’t Wait to Sell Renault Shares After Nissan Exit (抜粋)

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