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ASEANの外相会議は4日、オンライン形式で開かれ、2か月前に特使に任命したブルネイのエルワン第2外相の早期のミャンマー訪問を実現させようと協議しましたが、ミャンマー軍は後ろ向きな姿勢を崩さなかったとみられます。

会議のあと記者会見を開いたインドネシアのルトノ外相は、エルワン特使がミャンマーを訪れ民主派の指導者を含むすべての当事者と会うことが、難しい状況にあると報告したことを明らかにしました。

そのうえで「大半の加盟国が失望を表明した。ミャンマー軍は特使の活動に前向きな反応を見せていない」と不満を示しました。

そして今月下旬に開かれるASEANの首脳会議で、事態の打開に向けて改めて議論すべきだと訴えています。

また、マレーシアのサイフディン外相も、SNSへの投稿でミャンマー軍が特使の受け入れに非協力的な姿勢を続けている」と失望感を示しました。

ミャンマーでは軍の市民への弾圧によって1100人以上が死亡していて、ASEANとしては特使の派遣を決めてからすでに5か月余りがたつ中、どこまで踏み込んだ対応をとり、軍の姿勢を変えられるのかが問われています。

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