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原材料価格の高騰が主な要因で、企業の経営を圧迫して景気の減速傾向が強まる懸念が出ています。

中国の国家統計局が14日発表したところによりますと、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数は、去年の同じ月と比べて10.7%上昇しました。

上昇幅は、統計が公表されている1996年10月以降で最大となり、8月と比べても1.2ポイント拡大しました。

これは、原油や石炭、金属などの原材料価格の高騰が主な要因です。

このうち石炭価格の高騰は、国内で電力の供給制限を引き起こしている背景の1つで、電力不足で工場の操業に影響が出て生産が減少したことも生産者物価の上昇を招いたとみられます。

一方、家庭で消費するモノやサービスの値動きを示す先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.7%のプラスと、前の月から0.1ポイント低下し、ほぼ横ばいでした。

個人消費が力強さを欠く中で、原材料価格の上昇分の価格転嫁が進んでいないことがうかがえ、生産コストの高騰が企業の経営を圧迫して景気の減速傾向が強まる懸念が出ています。

#経済統計

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