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ヨーロッパでは天然ガスの価格が高騰して市民生活への影響が広がっています。

背景には新型コロナの影響で停滞していた経済活動の再開に伴う需要の高まりに加え、主要な輸出国のロシアが供給を滞らせるのではないかという懸念が出ていることがあります。

これについてロシアのプーチン大統領は13日、モスクワで開かれたエネルギー関連の国際会議で「困難な状況の中でもヨーロッパへの供給を増やしている」と反論しました。

そのうえで「ロシアがエネルギーを武器にしているという批判は無意味で、政治的な動機に基づくものだ」と述べ、不快感を示しました。

ロシアの天然ガスをめぐっては、ドイツとの間を結ぶ新たなパイプライン「ノルドストリーム2」の建設が先月完了したものの、ヨーロッパ側で承認が遅れ、稼働には至っていません。

こうした中、ロシアが天然ガスの供給を調節することでヨーロッパに揺さぶりをかけ、承認を急がせようとしているのではないかという見方も出ていて、プーチン大統領はこれに反論した形です。

プーチン大統領は13日、モスクワで開かれた国際会議で、司会者に問われる形で、ことしのノーベル平和賞に選ばれたロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長を務めるムラートフ氏について、発表後初めて言及しました。

政権に批判的な報道を続けるムラートフ氏が受賞を機にスパイを意味する「外国の代理人」に指定されることはないと保証できるか聞かれたのに対し、プーチン大統領「法律に違反していなければ、それはない」と答えました。

一方でノーベル賞を盾に法を犯すようなことがあれば、それは意図して行ったものだ」とも述べ、法律に違反したとみなされれば受賞に関係なく指定される可能性があるとけん制しました。

ロシアでは、政権に批判的なメディアが政府から「外国の代理人」に指定されて事実上、取材活動を制限されるなど圧力が強まっています。

これに対し「ノーバヤ・ガゼータ」など独立系のメディアは、報道の自由を保障するよう求めています。

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