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ドミトリー・ムラートフ氏(60)は政権に批判的な報道姿勢で知られるロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長で、ことしのノーベル平和賞に選ばれました。

ムラートフ氏は11日、受賞の決定後、日本のメディアとしては初めてNHKのインタビューに応じました。
この中で「人権と民主主義という概念はロシアの政権にとって進歩に不要な条件となってしまった」と述べ、旧ソビエトの物理学者で平和賞を受賞したサハロフ氏のことばも引用しながら、ロシアで言論や表現の自由が奪われている現状に危機感を表しました。

そしてムラートフ氏は国営メディアによるプロパガンダを批判したうえで「ジャーナリストの責務は真実とウソを見分けることだ」と述べ、来月10日、ノルウェーの首都オスロで開かれる授賞式に出席してメディアが抑圧されている現状と真実を追求していくことの重要性を世界に訴えていく考えを示しました。

さらにロシアと、ウクライナポーランドなどの周辺諸国が互いにプロパガンダを利用しながら対立を深めているとして、警鐘を鳴らす考えも明らかにしました。

ドミトリー・ムラートフ氏は、1961年生まれの60歳。1993年、ロシアの独立系の新聞「ノーバヤ・ガゼータ」を創設したメンバーの1人で通算24年にわたって編集長を務めています。

「ノーバヤ・ガゼータ」はプーチン政権に批判的な報道姿勢で知られ、2006年にはチェチェン紛争などをめぐって政権を厳しく批判してきたアンナ・ポリトコフスカヤ記者が何者かに銃で撃たれて殺害されるなど複数の記者が殺害される悲劇も起きています。

そうした暴力や脅しにもかかわらずムラートフ編集長はプーチン政権の高官の汚職や国内の環境破壊の問題を報じるなど、批判的な姿勢を崩さずロシアの反体制派などに支持されてきました。

ムラートフ氏はロシアで報道の自由を守る中心的な人物として国際的にも高く評価され、2007年には国際的なNPO「CPJ=ジャーナリスト保護委員会」から「国際報道自由賞」を受賞しています。

#反ロシア#対中露戦

ロシアでは自国製のワクチンへの不信感から、接種を済ませた人の数が伸び悩んでいることもあり、政府の発表によりますと、新たな感染者の数は連日およそ4万人に上るなど感染に歯止めがかかっていません。

このため先月、プーチン大統領がワクチン接種を進める対策を強化するよう各地の知事らに指示したことを受けて、ロシア各地では飲食店や商業施設などを利用する際、接種証明の提示を義務づける動きが広がっています。

このうち、ロシア極東のウラジオストクでは、10日から接種証明として発行されるQRコードの提示を義務づける対象の施設が、飲食店などからホテルや商業施設などにも拡大され、地元政府の担当者たちが巡回し実施状況を確認していました。

これに対して市民の間からは、日常生活に支障が出るなどと困惑する声が上がっていて、28歳の男性は「QRコードがないと何もできなくなる」と話していたほか、衣料品店の店員は「皆がQRコードを持っているわけではありません。冬物の新作が入荷したのに売れ残っています」と話していました。

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