ロシア タリバンと中国やイランなど周辺国が協議する会議主催 #nhk_news https://t.co/tMj8LB8zhq
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年10月20日
ロシアの首都モスクワで20日、ロシア政府が主催したアフガニスタン情勢についての国際会議が開かれ、招待されたタリバンの代表団が、中国やイラン、パキスタンなど周辺国の代表と意見を交わしました。
会議でロシアのラブロフ外相は「過激派組織IS=イスラミックステートなど、多くのテロリストが、現状を利用し再び台頭しようとしている」と懸念を示し、タリバン側に対し、過激派組織のメンバーが周辺国に活動を広げないよう、治安対策の強化を求めました。
会議では、国連のもとでアフガニスタンを支援する会議の早期の開催が提案されたほか、タリバンの暫定政権が包括的な政府となることを求めそれが国家の承認の基本となることを確認しました。
また、暫定政権のハナフィ副首相代行は、会議の中で「国際社会が抱いているすべての懸念について包み隠さず説明する準備が出来ている」と述べ、国家の承認を求めたということです。
タリバンが再び権力を握ってからロシアが主催するアフガニスタン情勢をめぐる大規模な国際会議は初めてでロシアとしては、アメリカが軍を撤退させた後、この地域で影響力を誇示したい思惑もあるとみられます。
インドネシアのルトノ外相は会議のあとツイッターに投稿し「ミャンマーが包括的なプロセスを経て民主主義を回復するまではASEANの首脳会議に参加すべきではないと提案した」として、ミャンマー軍の姿勢に強い不満を示しました。
アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバン傘下の外務省の報道官は20日、ロシアの首都モスクワで開かれた国際会議に参加したハナフィ副首相代行の発言をツイッターで公表しました。
それによりますとハナフィ副首相代行は「アメリカによるアフガニスタン中央銀行の保有資産の凍結解除を求めたい。この措置によって多くのアフガニスタン人が代償を支払うべきではない」と述べ、アメリカに対し、資産の凍結を解除するよう求める姿勢を示したということです。
そして「国際社会が抱いているすべての懸念について包み隠さず説明する準備が出来ている」と述べ、国際社会からタリバンに向けられた懸念の払拭に努め(ふっしょく)、国家の承認を求めていく考えを示したということです。
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