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ロシアのプーチン大統領は、21日、モスクワの国防省で開かれた会合で演説しました。

このなかで、緊張が高まっているロシアと隣国ウクライナの情勢についてアメリカやNATOのミサイルが、ウクライナに配備されたら、モスクワには7分から10分で到達する。われわれにとって深刻な課題だ」と述べ、アメリカなどがロシアの国境周辺で緊張を高めていると批判しました。

そして、ウクライナNATOに加盟するなど、これ以上東へ拡大しないことを保証するようロシアが求めていることに触れ「口約束ではなく、少なくとも法的な拘束力のある協定を結ぶべきだ」と一方的に主張し、アメリカとの交渉のなかで要求していく姿勢を強調しました。

さらに「欧米諸国が攻撃的な路線を続けるのであれば、われわれは軍事的、技術的な対応をとり、非友好的な措置に対して厳しい対応をとる」と述べ、軍事的な行動も辞さない強気の姿勢を示しました。

プーチン大統領としては、ロシアの勢力圏を維持するためにアメリカなどNATOの影響力を排除したい考えとみられ、ウクライナ情勢をめぐって、プーチン政権の揺さぶりが激しくなっています。

ロシアのプーチン大統領は、北大西洋条約機構NATO)の東方拡大に対しては軍事的な対応も辞さないと警告した。欧州の緊張激化は米国に責任があると非難しつつ、最後通告ではないと主張した。

  プーチン氏は21日、ロシア国防省で高官らに対し、米国とその同盟国は「ロシアに後退する余地はどこにもないことを理解する必要がある」と発言。ウクライナNATOのミサイルが配備されればモスクワを数分以内に攻撃できるため容認できないとし、ロシアにとっては「玄関口」だと語った。

  ロシアはNATO「非友好的な措置には、適切な軍事的・技術的な対応をとり、厳しく対処する」と言明しつつ、兵器の配備と見なす段階について詳しくは述べなかった。一方で「軍事衝突や流血の事態はロシアが望んでいる展開では全くない」とし、「政治的・外交的な手段による問題の解決を希望している」と続けた。

  ロシアは先週、新たな安全保障条約に関する提案の一部として、NATOに1997年の状態へと駐留軍を後退させるよう要求した。これは、NATOが東欧の旧ソ連諸国の加盟を認めて勢力を拡大する以前の状態を意味する。

ロシア、NATOに東欧から軍撤退と勢力拡大停止を公然と要求

  プーチン氏は、米国がロシアの提案を協議する用意があるという「シグナル」はあると指摘。一方で米国が交渉をこうちゃく状態に持ち込もうとするリスクもあると語った。

  米国は簡単に約束をほごにするため、同国が提案する安全保障上の保証については信用できないプーチン氏は主張。それでも、口約束よりは「明確な」書面による保証の方がいいだろうと述べた。

原題:

Putin Warns He’ll Deploy Military to Counter NATO ‘Threat’ (1)(抜粋)

#NATOexpansion

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両刃鋒を交えて避くるを須(もちい)いず。好手は還って火裏の蓮の如し、宛然(えんぜん)として自ずから衝天の気あり。

島津義弘

仏ロ首脳は21日、電話会談を行いウクライナ情勢のほか、ロシアが米国に提案した安全保障供与などについて協議した。

ロシア大統領府は声明で「プーチン大統領は、新たな首脳会合の開催は(ウクライナ情勢を巡って和平への道筋を示した)ミンスク合意の実施に向けたウクライナの具体的な措置次第となると強調した」とした。

仏大統領府も声明で、マクロン大統領がプーチン氏とウクライナ東部のドンバス地域での紛争などについて協議したと明らかにした。

この日はドイツのショルツ首相もプーチン氏と電話会談を実施し、ロシアがウクライナとの国境沿いに軍部隊を増強させていることに対する懸念を表明。独政府は声明で「ショルツ首相は情勢に対する懸念を表明し、直地に緊張を緩和させる必要があると伝えた」とした。

#EU

#反ロシア#対中露戦

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