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デズモンド・ツツ大主教は、1931年、南アフリカのクラークスドープで生まれました。

黒人解放闘争を率いたネルソン・マンデラ元大統領が獄中での生活を強いられるなか、教会を拠点にアパルトヘイトの撤廃運動に取り組み、白人政権への圧力を強めるよう国際社会に訴えました。

こうした活動をたたえられ、1984年にはノーベル平和賞を受賞しました。

マンデラ氏が大統領に就任すると、白人政権下での人権弾圧の実態を調査し、異なる人種間の和解を目指した「真実と和解委員会」の委員長に指名され、人種間の融和に尽力しました。

また、世界各地の紛争の解決にも積極的に取り組みました。

南アフリカの大統領府によりますとツツ元大主教は26日、南アフリカケープタウンで亡くなったということです。

90歳でした。

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