Read about economic conditions in Reserve Bank Districts in the #BeigeBook: https://t.co/PckQnQlZmJ pic.twitter.com/DwUR8thwxF
— Federal Reserve (@federalreserve) 2022年1月12日
米FRB “記録的インフレ 背景に深刻な人手不足” #nhk_news https://t.co/PKyow8i2Vt
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年1月13日
FRBは12日、全米の12の地区連銀がまとめた最新の経済報告を公表し、国内の経済活動は先月のホリデーシーズンの消費が順調だったなどとして「緩やかに拡大した」とする景気認識を示しました。
一方で、全米の各地で依然として深刻な人手不足が続いていて、レストランや小売店、工場などで稼働時間を縮小する事例が出ているとしています。
こうした中、人手を確保するために企業の間で賃金の引き上げ競争が起き、これによって増加したコストを商品やサービスの値上げで吸収する動きが広がっていると指摘しています。
アメリカでは、同じ日に発表された先月の消費者物価指数が7.0%の上昇と、約39年ぶりの高い水準になっていて、賃上げを伴う形で記録的なインフレが続いている実態がうかがえます。
また、先月以降、感染が広がるオミクロン株の影響で出勤できない人が増えるなどの混乱も起きていて、人手不足が長期化するおそれが出ています。
米12月消費者物価指数 前年同月比7.0%上昇 約39年ぶり高水準 #nhk_news https://t.co/qB5uDJr6p7
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年1月12日
アメリカ労働省が12日、発表した先月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて7.0%上昇し、1982年6月以来およそ39年ぶりの高い水準を記録しました。
これは景気の回復でさまざまなモノやサービスの需要が高まっている一方、港の混雑や人手不足といったサプライチェーン=供給網の混乱で品不足などが起きて値上げが広がっているためです。
アメリカでは物価の上昇の長期化がバイデン政権の支持率の低迷につながっていると指摘され、政府が石油備蓄の放出を行うなど対策に乗り出していますが、今回の物価の伸びは6.8%の上昇だった前の月をさらに上回る結果となりました。項目別では「ガソリン」が49%の上昇となったほか、「食品」や「電化製品」はいずれも6%上昇しました。
金融市場では中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が記録的なインフレの抑制を優先して早ければ3月に利上げに踏み切るという観測が出ていて、物価動向を踏まえてどのような判断を示すかが焦点になっています。