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イギリスでは、新型コロナの感染対策で厳しい規制が続いていた、おととしから去年にかけて、首相官邸などで繰り返しパーティーが開かれていた疑惑が伝えられ、ジョンソン首相も一部に参加したとして謝罪しています。

一連の疑惑をめぐって、政府の高官が進めてきた調査の報告書が31日、公表されました。

報告書では、いくつかの集まりでは、政権中枢で働く人々に求められる高い規範が守られていなかったとしたうえで、首相官邸内閣府で、リーダーシップや判断が欠如していたなどとし、こうした集まりは行われるべきではなかったと厳しく指摘しました。

ただ、警察が捜査を始めたため、公表できたのは最小限だとしています。

報告書を受けてジョンソン首相は議会で演説し、「申し訳ない。それだけでは不十分で、われわれは反省し、学ばなくてはならない」と改めて謝罪しましたが、辞任については否定し、引き続き、政権を率いる考えを強調しました。

ジョンソン首相に対しては、与党・保守党内からも辞任を求める声があがっていて、今回の報告書や、警察の捜査の結果、責任を問う声がさらに強まるのかどうかが焦点となります。

調査は、内閣府の第2事務次官のスー・グレイ氏によって行われ、31日、報告書の一部が公表されました。

調査の対象となったのは、おととし(2020年)5月から去年(2021年)4月にかけて、首相官邸などで行われた16の集まりやイベントで、この中には、ジョンソン首相が参加を認めたおととし5月に官邸の庭で開かれたパーティーや、おととし6月の首相の誕生日パーティーも含まれています。

一方、このうち、12のパーティーなどについては警察が捜査を進めていて、捜査に影響がでないよう公表する内容は最小限とすることを警察から求められたため、極めて限定されたものだとしています。

公表された報告書は12ページにわたっていて、
▽いくつかの集まりでは、政権中枢で働く人々に求められる高い規範が守られていなかった、
首相官邸内閣府のいくつかの部門で、リーダーシップや判断が欠如していた、
▽職場で過度のアルコールの摂取はどんなときでも適切ではない、などとしています。

そして、当時は国民の誰もがそれぞれ大きな犠牲を払っていたとしたうえで、いくつかの集まりは行われるべきではなく、正当化するのは難しいと厳しく指摘しました。

さらに、政府は多くの教訓を学ぶべきだとし、この点については、警察の捜査の行方を待つ必要はないと強調しました。

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