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アフガニスタンでは半年前の去年8月15日、タリバンが首都カブールを制圧し、暫定政権を発足させましたが、国際社会はタリバンに人権状況の改善を求め、これまでに暫定政権を承認した国はありません。

国連は、アフガニスタン支援のため、日本円にして総額5000億円あまりを拠出するよう、各国に求めたものの、現在、全体の9%しか集まっていないと、危機感をあらわにしています。

国際的な支援が滞っていることにくわえ、アフガニスタンの海外資産の凍結も続いているため、経済は悪化の一途をたどり、食料不足などの人道危機が深まっています。

また、治安の悪化も深刻で、▼タリバンと対立する過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が、テロを繰り返しています。

さらに▼この半年間で、前の政権の関係者や兵士など100人以上が殺害され、その大半は、タリバンによる報復の疑いがあるとみられ、先行きが見えないタリバンの統治に、市民は不満を強めています。

アフガニスタンではタリバン復権によって国際的な支援が滞り、食料支援などの人道危機が深まっています。

国連は、9日の会見で、2200万人を緊急に支援するため、日本円で総額5000億円あまりを拠出するよう各国に求めたものの、現在、全体の9%しか集まっていないと、危機感をあらわにしました。

またアメリカのバイデン政権は、アメリカ国内で凍結されているアフガニスタン中央銀行の資産のうち、日本円にしておよそ4000億円を現地の人道支援にあてる方針を示しましたが、タリバン側は「われわれの資産を勝手に使おうとしている」と反発し、速やかに実行できるかは不透明な状況です。

欧米各国がタリバンを避け、国連を通じて、支援を行っているのに対して、タリバンに近いとされるパキスタンや中国などは、いち早く、現地に支援物資を送り込んでいます。

首都カブールでは1月30日、タリバンが市民に▼中国産の小麦や▼トルコ産の砂糖といった支援物資を直接、配布しました。

受け取った男性は「タリバンのおかげで支援を受けられる。物資は国際社会からのものだが、これがなければ、私たちは飢え死にしてしまう」と話していました。

現場の担当者はNHKの取材に対して「およそ300世帯分の食料を用意した。各国からの支援は、必要な人に、きちんと届けられていることを保証する」と述べ、国際社会にさらなる支援を求めました。

UNAMA=(ユナマ)国連アフガニスタン支援団が2月まとめた報告書によりますと、アフガニスタンでは、タリバン復権してからの半年間で、100人以上が殺害され、その大半は、タリバンによる報復の疑いがあるということです。

タリバンの暫定政権は、前の政権関係者や兵士らに報復しないと明言していたことから、遺族の間で、激しい怒りを呼んでいます。

首都カブール近郊の雑貨店で働いていたグルワリさん(22)は7日、自宅にやってきたタリバンに連れ去られ、その直後に殺害されました。

グルワリさんは、タリバン復権する前、警察官として働き、タリバンと敵対した経験があったことから、報復による殺人とみられています。

兄のハミドゥラさんは「弟はタリバンに呼び出され、後ろ手に縛られ、連れて行かれた。タリバンは逃げようとした弟に1発目を撃ってケガをさせ、倒れたところで、胸に2発目を発射した。やつらは罪のない私の弟を殺した」と怒りをあらわにしていました。

NHKが入手した映像には、現場に集まった大勢の市民が「タリバンが殺した」と抗議する様子がうつっています。

2日後、グルワリさんを追悼する集まりに出席した父親のシャーワリさんは「息子を殺したタリバンは、公正に裁かれるべきだ」と悲痛な面持ちで話していました。

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