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欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は21日、ECBと米連邦準備理事会(FRB)の金融政策は当面、同調しないとの見方を示した。ウクライナ紛争による欧州と米経済への影響が大きく異なると指摘した。

FRBは先週金利を引き上げ、今後も利上げを続ける構えを見せた。一方ECBは過去最低水準にある預金金利の引き上げを急がないとしている。

ラガルド氏は金融会合で「(欧州と米国の)経済はウクライナ紛争の前から異なる位置にある」とし、欧州は地理的な理由により米国よりも紛争の影響が大きいと話した。

米経済は欧州と比べて商品の輸入依存度が低い上、貿易への影響も少ないため、ECBとFRBの政策は同期しないと述べ「(両中銀の)金融政策が全く同じリズムで運営されることはない」と説明した。

ウクライナ紛争を受けて欧州はロシアへのエネルギー依存度を引き下げるため、経済のグリーン化を加速させる見込み。

ラガルド氏はこうした移行について「短中期的にはインフレ的な性質を持つ。一方、長期的には物価への影響はむしろデフレ的なものになるだろう」と語った。

#ECB#金融政策