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京都大学複合原子力科学研究所では、大阪 熊取町にある施設に最大出力5000キロワットの「KUR」と、出力100ワットの「KUCA」と呼ばれる2基の小型の原子炉を設置し、研究目的で運転しています。

このうち1963年に建設された「KUR」について、4年後の2026年5月に運転を終了すると発表しました。
運転終了の理由について京都大学は、老朽化のほか、使用済み核燃料の引き取り期限を迎えること、東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえた新しい規制基準への対応が困難になっていることを挙げています。
原子炉を解体する廃炉の作業は今後、国と協議したうえで進めるとしています。

一方、もう1基の原子炉「KUCA」は引き続き運転し、研究者の育成などに活用していくということです。
京都大学複合原子力科学研究所の中島健所長は「設置以来、全国の研究者が使い、すばらしい成果をあげてきた原子炉への思い入れは強いが、安全第一のため運転を終了し、研究に遅れが出ないような体制を作っていきたい」と話していました。

大阪空港の運営会社や伊丹市などによりますと、大阪空港の敷地内で見つかったのは、特定外来生物に指定されている体長が2.5ミリほどの南米原産の「アルゼンチンアリ」です。

先月29日に空港の西側の10ヘクタール余りの敷地で調査を行ったところ、ほぼ全域で見つかり、倉庫などの施設の中でも多数の個体が確認されました。

多い場合、数万を超える個体がいるとされる巣が多数確認され、すでに数年にわたって繁殖していると見られるということです。

環境省などによりますと、国内の空港で特定外来生物のアリが大量に繁殖しているのが確認されたのは初めてだということです。

国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「電子機器やケーブルに集まって入り込むという習性があるため、航空管制などの機器をショートさせたり、異常を起こさせたりするおそれもある。航空機などを通じてすでに他の空港にも侵入し、定着している可能性もあり早急な調査が必要だ」と話しています。

空港の運営会社では、今後、本格的な調査と防除を行うことにしています。

「アルゼンチンアリ」は、南米が原産の体長2.5ミリほどの褐色の小型のアリです。

環境省などによりますと、国内では1993年に広島県廿日市市で初めて侵入が確認され、現在までに1都2府9県で定着が確認されているということです。

アルゼンチンアリは一つの巣に多数の女王アリがいて、繁殖力が極めて高く、在来アリを駆逐するなど生態系への影響が大きいとして、2005年6月に特定外来生物に指定されました。

同じ特定外来生物ヒアリと比べると毒針はなく、人に対して刺したりすることはありませんが、外来生物に詳しい国立環境研究所の五箇公一室長は「空港という、人と物との移動の重要な拠点で、安全性が最優先されるべきエリアに外来アリが入り込んで増えている事態は重く見る必要がある」と話しています。

さらに「航空機をはじめ、多くの車や荷物が出入りする空港というエリアに侵入したことで他の空港や地域への拡散も想定する必要がある」と述べ、生態系へのリスクに懸念を示したうえで、早急な調査と防除の必要性を訴えていました。

在宅起訴されたのは福岡県中間市にある「双葉保育園」の浦上陽子 前園長(44)と58歳の保育士の2人です。

福岡地方検察庁によりますと、2人は去年7月保育園の駐車場で、7人の園児が登園のために乗っていた送迎バスから園児を降ろす際、倉掛冬生くん(当時5)を車内に残したままおよそ9時間放置し、熱中症で死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われています。

これまでの調べによりますと、▽前園長は当時送迎バスを1人で運転していて、▽保育士はバスを出迎えて園児を降車させ、保育園内に引率する役割でした。

当時は最高気温が30度以上の真夏日が続いていて、園児が、ドアや窓が閉めきられた車内から自力で脱出できず、放置すれば熱中症で死亡する危険があったのに、泣いていた別の園児をあやすのに気を取られ、確認を怠ったということです。

検察は2人の認否を明らかにしていません。

一方、検察は書類送検されていた別の保育士2人については「起訴するに足りる証拠がなかった」として不起訴としました。

「双葉保育園」を運営する社会福祉法人は「関係者が起訴されたことを重く受け止め、改めて亡くなった倉掛冬生くんのご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心より謝罪申し上げます。ご遺族に対しましては、引き続き、そのご意向を十分に確認しながら真摯(しんし)な対応に努めて参ります。この度の関係者起訴を受け、改めて今一度、全職員で安全対策について確認を行い、二度とこのような事故を起こすことのないよう、引き続き努力して参ります」とコメントしています。

亡くなった倉掛冬生くんの母親はコメントを発表しました。
この中で母親は「4人全員が起訴されなかったことに対しては、残念な気持ちを抱かざるを得ません。母親としては、降車時の確認は当然のことながら、その後の出席確認や保護者への連絡をきちんとしてくれていれば冬生が亡くなることはなかったのではないか、保育園の誰か一人でも欠席連絡もないのに冬生がいないことに気付いてくれていたら…と悔しい気持ちでいっぱいになります」と心情をつづっています。

そのうえで「起訴された2人にはできる限り重い処罰が科されることを望みますし、不起訴になった2人にも冬生がとてもつらい苦しみの中で命を絶たれていったことを改めて考え見つめ直してほしいと思います。今も冬生のことは、一日たりとて忘れることはありません」としています。

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