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北朝鮮では、キム・ジョンウン金正恩)総書記の祖父、キム・イルソン(金日成)主席が旧満州朝鮮人民軍の前身である朝鮮人民革命軍を創設してから25日で90年です。

これを前に記念の討論会などが開かれ、軍の最高司令官であるキム総書記への忠誠を呼びかけていて、国営の朝鮮中央通信は24日、「百戦百勝の領導に従い、新時代を切り開いていくわが軍隊の前途には、常に勝利のみがある」と強調しました。

一方、アメリカの研究グループが先週公表した首都ピョンヤン周辺の衛星写真の分析結果では、予行演習が実施される飛行場で多くの兵士や車両が隊列を組んでいる様子や、国際空港の滑走路に戦闘機やヘリコプターなどが並んでいるのが確認されていて、北朝鮮が25日の節目に合わせてピョンヤン中心部の広場で軍事パレードを行い、最新兵器を誇示するという見方が強まっています。

正規軍による軍事パレードが行われれば去年1月以来となり、韓国の通信社、連合ニュースは複数の核弾頭を搭載できるとされるICBM大陸間弾道ミサイルや、小型の核弾頭を積めるとされる新型の短距離弾道ミサイルなどを公開する可能性もあると伝えています。

北朝鮮は、核・ミサイル開発を加速するなかで、アメリカ軍と韓国軍が28日までの日程で行っている合同軍事演習を繰り返し非難していて、関係国は動向を注視しています。

北朝鮮では、キム・ジョンウン総書記の祖父、キム・イルソン(金日成)主席が旧満州で、朝鮮人民軍の前身である朝鮮人民革命軍を創設してから25日で90年となりました。

朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は1面に社説を掲載し「敵対勢力はわれわれの強力な先端兵器を恐れているが、最も恐れられているのは、敵を滅ぼすというわれわれの意志だ。いかなる逆境でも党中央と運命を共にすべきだ」として、軍の最高司令官であるキム総書記への忠誠を重ねて呼びかけました。

また、国営の朝鮮中央テレビは、かつて軍を率いたキム主席の足跡をまとめた記録映画などを放送しています。

一方、25日の節目に合わせて首都ピョンヤン中心部の広場で行われるという見方が強い軍事パレードについては、これまでのところ開催は伝えられていません。

韓国の通信社、連合ニュースは天候などの影響で軍事パレードは未明に行われず、遅れているのではないかという観測を伝えています。

北朝鮮は、核・ミサイル開発を加速させる中、去年1月以来となる、正規軍による軍事パレードを通じて最新兵器を誇示することで、合同軍事演習を行っているアメリカと韓国を強くけん制する可能性があり、関係国は警戒を続けています。

24日から日本を訪れている韓国のチョン・ジンソク(鄭鎮碩)国会副議長を団長とする代表団は25日午前、外務省を訪れ、林外務大臣らと面会しました。

団長のチョン国会副議長は面会のあと記者団に「両国で自由主義市場経済という価値を共有しながら協力などを緊密に維持、強化していくことができればと思うし、そうした点で意見が一致した」と述べました。

そのうえで太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題など日韓間の懸案を念頭に「新しい転換期を作るために、諸懸案については誠意を持って対話をしていきたい」と述べる一方「解決は一方の努力だけでは難しく、日韓両国が誠意を持って努力を行っていかなければならない」と述べました。

またチョン氏は記者団が林外務大臣に来月10日の大統領就任式への出席を要請したかどうか質問したのに対し「当該国が決めることだが、もし首脳がいらっしゃるのであればわれわれとしては十分な誠意を持っておもてなしをしたい」と述べました。

韓国の代表団は今月28日まで日本に滞在する予定で岸田総理大臣との面会も求めていて、日本政府としては韓国側の出方も見極めながら慎重に対応を検討しています。

韓国のユン・ソギョル次期大統領が日本に派遣している代表団の団長を務めるチョン・ジンソク国会副議長は外務省で記者団の取材に応じ「ユン次期大統領は日本との関係を過去、最もよかった時期に早急に戻さなければならないという認識を持っている。両国は宿命的に隣国どうしなので未来志向の関係を回復させなければならないという認識だ」と説明しました。

そのうえで「両国は自由民主主義、市場経済という価値を共有しながら、未来に向けた課題を共有している国どうしとして協力関係を緊密に強化していかなければならないということで意見が一致した」と述べ、日本との関係改善に向けて意欲を示しました。

代表団は25日朝、東京都内のホテルで超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の会長を務める自民党の額賀元財務大臣立憲民主党の中川・元文部科学大臣らとおよそ1時間半、会談しました。

この中で代表団はユン次期大統領の対日関係の原則は最悪の状態と言われる関係を改善し、1998年に発表された日韓共同宣言の頃の状態に戻すことだと強調しました。

また会談では核・ミサイル開発を活発化させている北朝鮮に対応するため、日韓両国やアメリカを加えた3か国による緊密な連携が不可欠だとして連携強化に向けて取り組むことで一致しました。

会談のあと額賀氏は記者団に「率直な意見交換が行われた。ユン氏がよいメッセージを与えてくれているので、きょうの会談が関係改善の一歩になると期待している」と述べました。

代表団はこのあと自民党の二階元幹事長とも会談し、二階氏が太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題や慰安婦問題について韓国側の適切な対応を求めたのに対し、代表団は「新たな政権ではしっかりとした対応をとる準備がある」と応じたということです。

磯崎官房副長官は記者会見で「国際社会が時代を画する変化に直面している中、健全な日韓関係はルールに基づく国際秩序を実現し地域や世界の平和と安定、繁栄を確保していくうえでも不可欠だ。先般のICBM大陸間弾道ミサイル級のミサイルの発射を含めて北朝鮮による核・ミサイル開発がいっそう活発化する中で、北朝鮮への対応も含め日韓米や日韓の連携は非常に重要だ」と述べました。そのうえで「1965年の国交正常化以来築いてきた友好協力関係の基盤の上に立って日韓関係を発展させていく必要があり、ユン次期大統領のリーダーシップに期待している。今回の代表団の訪日の機会を捉えて新政権側としっかりと意思疎通していきたい」と述べました。

一方、岸田総理大臣と代表団の面会について、磯崎官房副長官は現時点では決まっていないと説明しました。

#外交・安全保障

アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルの電子版は24日、ユン・ソギョル次期大統領とのインタビューを掲載しました。

この中でユン氏は来月行われる方向で調整が進められているアメリカのバイデン大統領との会談について、米韓同盟の強化とともに、冷え込んだ日韓関係の改善についても話し合いたいという考えを示しました。

そして、日米とオーストラリア、インドでつくるクアッドについてユン氏はすぐに招待されることはないだろうと前置きしながらも、もし参加するよう打診があったら「積極的に参加を検討する」と述べました。

ユン氏はこれまで、クアッドの枠組みで設けられるテーマごとの作業部会に参加する意向を示してきました。

一方、北朝鮮への対応についてユン氏は、北朝鮮からの攻撃が差し迫った場合に備えて、先制攻撃を含め抑止力を強化する考えを鮮明にしたほか、朝鮮半島の有事を想定したアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習について、来年春までには野外での機動訓練を再開したい考えを示しました。

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#朝鮮半島