https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

5年に1度行われる香港の行政長官選挙には、警察出身で政府ナンバー2の政務官を務め、中国政府の支持を受けた李家超氏が、ただ1人立候補しました。

行政長官選挙は、一般の市民ではなく、議会の議員や金融、商業などの業界から選ばれた現在1461人いる選挙委員によって行われますが、今回は、立候補が李氏のみだったため、李氏を支持するかどうかを問う信任投票の形式で行われました。

その結果、李氏が1416票という圧倒的多数の信任を得て、当選しました。

選挙委員は去年、「愛国者による統治」を掲げる中国政府の主導で選挙制度が変更されたあと、中間派1人を除いて、すべて親中派が占めており、李氏の当選は投票前から確実視されていました。

李氏は、香港で起きた政府に対する一連の抗議活動を厳しく抑え込み、民主派の活動家や民主派寄りのメディアへの締めつけを主導してきただけに、就任後、さらに統制が強まるのではないかと懸念されています。

李氏は、香港が中国に返還されて25年の節目にあたることし7月1日に就任する予定です。

香港の新しい行政長官に就任する李家超氏は64歳。

高校卒業後、警察に入り、2012年には、香港政府で治安部門を担当する保安局の副局長に就任。

その後、治安部門トップの保安局長に昇進したあと、19年には、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正を進めようとしました。

市民の反対で改正案は撤回に追い込まれたものの、これをきっかけにした大規模な抗議活動では、警察との間で激しい衝突も相次ぎました。

2020年に反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法が施行されたあとは、民主派の活動家や政治家のほか、中国に批判的な論調で知られた「リンゴ日報」に対する取り締まりを主導し、去年、警察出身として初めて政府ナンバー2の政務官に抜てきされました。

李氏は「香港の自治を侵害した」などとして、アメリカ政府が指定した制裁の対象となっています。

先月29日には、公約を発表し、住宅不足の解消や金融都市としての競争力強化などとあわせて、政府の統治能力を強化する方針を打ち出しています。

この中には、市民の強い反対で実現に至らなかった「反乱をあおる行為」や「国家機密を盗み取る行為」を取り締まる香港独自の国家安全条例の制定も盛りこまれています。

治安以外の分野での経験が乏しいという指摘もありますが、中国の習近平指導部としては、李氏を支持することで、厳しい統制による香港の安定を最優先にした形です。

行政長官選挙が行われた香港では8日午前、民主派団体のメンバー3人が投票会場の周辺で1時間近くにわたり抗議活動を行い、普通選挙の導入を求めて声を上げていました。

ただ、立候補したのが李家超氏1人だけで当選が確実視されていたこともあって、市民の関心は低調です。

30代の男性は、「選挙があるのは知っているが私には投票の権利はないので、関係ないです」と話していました。

別の20代の男性は、「1人しか立候補していないし、結局、彼に決まっている。選挙は意味がない、単なる手続きだ」と話していました。

また20代の女性は、「以前の社会運動の時のように警察が力を使うことが起きなければいいと心配していますが、止められないでしょう。何の期待もありません」と諦めた様子で話していました。

香港メディアによりますと、警察は8日、数千人の態勢で警戒にあたり、投票会場の周辺や幹線道路では警察官の姿が目立ちました。

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は8日までに、ウクライナ戦争は中国による台湾支配の試みの方途や時期についての計算に影響を及ぼしているとの見方を示した。

ワシントン市内で開かれた英紙フィナンシャル・タイムズ主催の会合で述べた。

長官は「中国指導部は明らかに台湾に対する自らの野心に関連してウクライナ情勢から得るべき教訓を注意深く見いだそうとしている」と指摘。

その上で、ウクライナ戦争が時間をかけて台湾を支配しようとする中国の習近平(シーチンピン)国家主席の決意を損ねているとは一瞬たりとも考えないと強調。ただ、「支配に至る方途と時期に影響を与えているとは考えている」とした。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

d1021.hatenadiary.jp