タリバン 「ヒジャブ」指針を発表 女性の権利制限の動き強める #nhk_news https://t.co/K53a7Ag6tP
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年5月7日
アフガニスタンのタリバン傘下の勧善懲悪省は7日、イスラム教徒の女性が人前で髪を隠すのに用いるスカーフ、「ヒジャブ」についての指針を発表しました。
それによりますと、女性が身に着ける「ヒジャブ」を体を包むものと定義したうえで、体の一部が見えるような透けた素材は使わず、体の線が出るようなものは着用するべきではないとしています。
そして、特段の理由がないかぎり女性は家にいたほうがよいとしたうえで、家族以外の男性の前では目だけを出し、顔を覆うことを義務づけるとしています。
こうした指針に女性が従わない場合、父親や夫といった家族の男性を3日間拘束するなどの罰を与えるほか、女性が政府機関などで働いている場合、職場から排除するとしています。
タリバンは旧政権時代、女性の権利を厳しく制限し、全身を覆う「ブルカ」の着用を義務づけていました。
再び政権を握った去年8月以降、「ヒジャブ」の着用は求めていましたが、細かく定義し、処罰化するのは異例です。
こうした女性の権利を制限する動きに対し、今後、欧米からの批判がさらに強まることが予想されます。
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