韓国ムン大統領 最後の演説「南北間 対話再開などせつに願う」 #nhk_news https://t.co/XlfFLTpNoH
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年5月9日
2017年5月、パク・クネ（朴槿恵）前大統領が罷免されたのに伴って行われた大統領選挙で当選したムン・ジェイン大統領は、9日で5年間の任期を終えます。
これを前にムン大統領は9日午前、国民に向けた最後の演説を行いました。
この中でムン大統領は、日本の輸出管理の強化を受けて素材や部品の国産化を進めることで製造業の競争力が強まったほか、新型コロナウイルスの感染が拡大した中でも経済を回復させてきたと強調しました。そして、自身が特に力を入れてきた北朝鮮との関係について、2018年のピョンチャン（平昌）オリンピックをきっかけに朝鮮半島を戦争の危機から対話の局面に転換させたと述べました。
そのうえで、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速化させていることを念頭に「われわれにとって平和は生存の条件であり、繁栄の条件だ。南北間の対話の再開とともに非核化と平和のための努力が続くことをせつに願う」と述べて、10日発足するユン・ソギョル次期政権に対して南北関係の改善に取り組むよう求めました。
ムン大統領はユン新大統領の就任式に出席するために訪問している中国の王岐山国家副主席らと会談したあと、夕方に大統領府を後にすることにしています。
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