韓国 北朝鮮軍に射殺された乗組員めぐる前政権の判断を覆す #nhk_news https://t.co/HbMQGNLvrW
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年6月16日
おととし、韓国の漁業指導船の乗組員が北朝鮮軍に射殺された事件で、韓国の海洋警察は、乗組員がみずからの意思で北朝鮮側に渡ろうとしていたとする、当初の説明の根拠が見つからなかったと発表しました。韓国では、ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権が、前政権による北朝鮮への姿勢を適切でなかったと判断した結果だと受け止められています。
この事件は、おととし9月、朝鮮半島西側の黄海で、韓国海洋水産省に所属する漁業指導船の乗組員が、北朝鮮軍によって射殺されたものです。
当初、この乗組員がみずからの意思で北朝鮮側に渡ろうとしていたと説明していた韓国の海洋警察は、16日の記者会見で、その根拠が見つからなかったと発表しました。
また、当初の説明に納得しなかった乗組員の遺族が、情報公開を求めた裁判をめぐっても、大統領府が控訴を取り下げると発表し「遺族に死亡の経緯をきちんと知らせずに情報を制限した、過去の不当な措置を是正する」としています。
ユン・ソンニョル政権が、前政権の判断を覆したことについて、通信社の連合ニュースは「前のムン・ジェイン(文在寅)政権が、南北の対話ムードを損なわないようにと北の顔色をうかがい、適切な措置を取らなかったと判断した結果だ」と伝えています。
北朝鮮「腸に関する伝染病」“800世帯余で患者確認”と伝える #nhk_news https://t.co/tLEBisyaX8
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年6月16日
17日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、16日に発生を明らかにした「急性腸内性伝染病」について南西部ファンヘ(黄海)南道のヘジュ(海州)などで、800世帯余りに患者が確認されていると伝えました。
具体的な病名や症状は明らかにしていませんが、韓国メディアは、腸チフスやコレラなどの可能性があるという見方を伝えています。
またキム・ジョンウン(金正恩)総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏ら党の幹部が家庭の常備薬を提供し、17日に届けられるとしていて、マスク姿のヨジョン氏が薬が入ったとみられる箱を手渡す写真が掲載されています。
そして、これに先立ってキム総書記が提供した家庭の常備薬を「愛の不死薬」などと紹介し、薬を受け取って涙を流す人の写真も掲載しました。
北朝鮮指導部としては、新型コロナウイルスに加えて新たな病気への対応も迫られる中、国民に寄り添う姿勢をアピールする思惑があるとみられます。
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